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Channel: 感染症診療の原則
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検査室に出しっぱなしにしない

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本康先生から林先生と金子先生のFollow upです。

ブログでとても良いお話が伺えました。林先生、金子先生とは、青木屋忘年会でお会いしています。林先生とは、圧倒的な差があるものの、ここ数年antibiogramの交換をしていただいております(大病院vs田舎診療所)。

感染症の話題で、細菌検査室に行くというお話はよく伺います。これは感染症だけではなく、他部門でも似たようなことが言えます。
循環器科では生理検査室に行く、画像診断においては、放射線科医と技師さんのお話を伺うことが大切です。自身でいうと、若いころは病棟以外だと生理検査室にいることが多く、ほぼ全例の運動負荷試験についたほか」、心エコーも技師さんに説明をしてもらいながらそして時間があれば手技も教えてもらえました。
結果用紙とリアルタイムの画像とは大きく印象が異なりました。今は電子カルテで動画が見れる時代ですので、こんな経験は不要なのかもしれません。ただ小技やこつというのは、その場でないとわからないように思います。心電図、エコーカンファでは、技師さんと
ともに討論し、知らないうちに身についていった知識が多くあります。私は、たまたま心臓MRIを主にやっていた時期がありましたが、放射線科の先生と技師さんに教えていただくことばかりでした。

チーム医療には、リーダーが必要ですがメンバーは対等な立場でお話しなくてはいけません。研修医の内にこの雰囲気を身に着けることが大切です。他科の範疇でも、同じことがあると思いますので、若い先生方には、細菌検査室に出向くように、他職種との交流を作っていただきたいと思います。静岡薬剤耐性菌制御チームにいて、チーム医療の大切さをより感じることができます。
青木先生のメモは、感染症部門だけではなくグローバルなメッセージにもなっていると思います。


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