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Channel: 感染症診療の原則
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ICAAC2015 Session48 「抗菌薬使用の量的・質的評価」#6

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ICAAC2015 Session48 「抗菌薬使用の量的・質的評価」#6

次の演者は オーストラリアはPrincess Alexandra Hosp.のMarjoree Sehu先生

演題は「Implementation of a clinical pathway to improve the management of community acquired pneumonia」

■背景・目的:
・ペニシリンアレルギーが不明な症例でセフトリアキソンが使われすぎ。
・Azithromycinが頻繁に処方され、使用期間も長すぎ
・適応が不明なまま静注抗菌薬が長く使用されてる
・Decision Makingに重症度スコア(例:SMART-COP)などが軽視されている。

■具体的なCAPのパス:
・Integrated pathway:単なる入院記録から全ての専門領域の英知を集める
・予め決められた業務内容(Job description)毎日、医師、看護師、その他のコメディカルのInputを得る。
・患者にも:禁煙、予防接種。このための用紙、表などを作成
・救急室から早く退院させるためのリソース:患者医療記録用の冊子、Amoxicillinのpre-packs

■結果:
・SMART-COPの使用↑
・救急室でのAzithromycin使用↓
・入院症例でのセフトリアキソン使用↓

———————————————
次の演者は メキシコはInst. Natl. de Salud Publ.aのAnahí Dreser先生

演題は「Quality of Antibiotic prescription in Pharmacy Retail Medical Clinics of Mexico City」

■背景・目的:
・メキシコの抗菌薬消費量はラテンアメリカでは最高で適正使用からはほど遠い。例:7割の上気道炎に抗菌薬。
・4割の抗菌薬は「self-prescribed」自分で購入し服用?。
・ASPの国家的な計画は無い。

■方法・結果
・GAS溶連菌による咽頭炎に使用される抗菌薬を検討→ペニシリンGが5%、アモキシシリン、アモキシシリン+クラブラン酸、EM、CLDM、CEX(セファレキシン)が32%、第3世代セファロスポリン、新しいマクロライド、FQなどが63%
(日本人として親近感を感じる編集長)
・抗菌薬使われすぎ。ガイドラインは守られてない。

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