誠実に日常診療を続ける仲間ほど力づけられるものはありません。
以下、PrimaryCareの現場でグラム染色を続けるCardiologistからの便りです。
以前Blogに書いた「”アレルギー”というレッテル張り」という記事に対するコメントです。
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=f16f973757ba3d985b60ad804620e8c9&p=1&disp=10
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焼けるような日差しで朝顔がすっかり萎れています。自分もしおれないように先生のブログで勉強させていただいています。
新しい課題・設問:”アレルギー”というレッテル張り
・頻度はどの位か?
記録に残っている範囲では、
2010〜2016年でAMPCでのアレルギー(主に皮疹)は14/453(3.1%)でした。
溶連菌と副鼻腔炎に見られ、尿路感染、肺炎の例では数が少ないせいか
アレルギー出現はありませんでした。
他剤のアレルギーは既往のある方はいましたが、
自院の処方により生じた方はいませんでした。
・βラクタム剤の使用を減らし、他の抗菌薬使用を増やしているか?
PCアレルギーの方は、溶連菌では次回CLDMにしていますが、再発する方は
多くありませんでした。
・不適切な抗菌薬使用をましているか?
幸い外来でアナフィラキシーの経験はないので、PCアレルギーでは
セフェム系にしてもよいのかもしれません。多分、起因菌によるので
グラム染色や培養の結果をみて考えます。
どういう場合が不適切なのかわかりませんが、交差反応がないからと言って
何でもモノバクタム系という使い方はしていません。
薬疹というのは、処方医も患者さんも嫌なものです。
PCは薬疹が出るから使わないという先生もいらっしゃいます。
ただ、肺炎球菌性肺炎、溶連菌、感受性のあるEnterococcusのUTIなど
ほぼ効くとわかって使用できる安心感にはなかなか勝てません。
暑い日が続きますが、先生もお体にお気をつけください。
以下、PrimaryCareの現場でグラム染色を続けるCardiologistからの便りです。
以前Blogに書いた「”アレルギー”というレッテル張り」という記事に対するコメントです。
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=f16f973757ba3d985b60ad804620e8c9&p=1&disp=10
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焼けるような日差しで朝顔がすっかり萎れています。自分もしおれないように先生のブログで勉強させていただいています。
新しい課題・設問:”アレルギー”というレッテル張り
・頻度はどの位か?
記録に残っている範囲では、
2010〜2016年でAMPCでのアレルギー(主に皮疹)は14/453(3.1%)でした。
溶連菌と副鼻腔炎に見られ、尿路感染、肺炎の例では数が少ないせいか
アレルギー出現はありませんでした。
他剤のアレルギーは既往のある方はいましたが、
自院の処方により生じた方はいませんでした。
・βラクタム剤の使用を減らし、他の抗菌薬使用を増やしているか?
PCアレルギーの方は、溶連菌では次回CLDMにしていますが、再発する方は
多くありませんでした。
・不適切な抗菌薬使用をましているか?
幸い外来でアナフィラキシーの経験はないので、PCアレルギーでは
セフェム系にしてもよいのかもしれません。多分、起因菌によるので
グラム染色や培養の結果をみて考えます。
どういう場合が不適切なのかわかりませんが、交差反応がないからと言って
何でもモノバクタム系という使い方はしていません。
薬疹というのは、処方医も患者さんも嫌なものです。
PCは薬疹が出るから使わないという先生もいらっしゃいます。
ただ、肺炎球菌性肺炎、溶連菌、感受性のあるEnterococcusのUTIなど
ほぼ効くとわかって使用できる安心感にはなかなか勝てません。
暑い日が続きますが、先生もお体にお気をつけください。