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Channel: 感染症診療の原則
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Clinical Vaccinology Course by NFID

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ワシントンDCにオフィスのあるNational Foundation for Infectious Diseases(NFID)は感染症関連の非営利民間団体です。

定期的に予防接種関連の研修会を開いています。
荘司先生がIDATENのMLで紹介されていた臨床ワクチンコースですが、

参加者には講義スライドまで配布してくれるので復習もしやすいです。

もっと復習、、、ということで

DVD+シラバスが販売されています。
医師価格   看護師や薬剤師価格
Video   695ドル   495ドル
Audio   595ドル   395ドル
Combo   995ドル   395ドル

身近なナースに「君の名前で買ってくプレゼントしてくれないかな。かわりに・・・(以下省略)」とすると安い。

新しいスケジュールが発表され、ヘルスケアで働く人のワクチンも2011年末にUpdateされたのでいいタイミングですね。

しかし。
いつも疑問なのですが、世界にはいろいろな国があるのに、日本ではなぜ米国の情報が最初の参照情報なんでしょうか。

HIVの新薬もヨーロッパで認可されてもダメで、米国FDAが承認しないと国内で動かないんですよ。

でも1つだけ納得することがあります。

それは、研究や臨床試験、倫理審査、サーベイランス等、皆がよりどころにする情報を作るための膨大な作業について、人やお金をちゃんと計画的に運用して、必要なデータを出しているということです。
年に3回のACIPの会議はWebcastで公開されてますし、外国人でも事前申し込みをすれば生で傍聴できます。

そして、市販後のモニタリングの仕組みも、医療者だけでなく市民からも報告を受け付けています。

どうしたらより信頼されるものになるのか、どうしたら医療者が仕事がしやすいのか、どうしたら市民の不安や疑問に答えられるのか。
そこにお金と時間をかけているように思う訳です。
そういう意味で米国の力はどの領域でも影響力があって当然なのだなと思う訳です。

(まあ、問題や課題もいろいろあるので、それも忘れずになのですが〜)

他の国の研修プログラムも調べてみよう。

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