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Channel: 感染症診療の原則
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Antibiotic resistome

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ICAAC2015シリーズ、次回からセッション036 「 Surrounded by the Enemy? The Environment and Foodstuffs as Sources or Reservoirs of Antimicrobial Resistance Threats」です。

ここで大事な概念がAntibiotic resistomです。

この「Antibiotic resistome」という言葉の意味、それは平たく言えば環境に存在する細菌の耐性メカニズムのSourceといった感じです。
McMaster UniversityのGerry Wright先生が提唱した言葉と聞きます。

Antibiotic resistomeは病原性、非病原性細菌に存在する耐性メカニズムとなる化学的・遺伝子的な多様性を指しています。(はあ、ややこしい)

編集的に「意訳」すれば、環境には遺伝子や化学物質の形で沢山の耐性メカニズムを持つ微生物が存在しているという事。

その遺伝子Sourceの種類は・・・

①病原性微生物:これ、一番わかり易い。即ち耐性緑膿菌みたいな連中が持つ遺伝子。これが環境にでもいる。

②抗生物質を作る細菌が持つ遺伝子。「抗生物質を作る細菌」も自分を守るために耐性化する必要があります。(ややこし)ですから抗生物質の元になる細菌が持つ耐性遺伝子。

②の耐性遺伝子は以下のように働く
②-1:抗生物質を作る細菌が、自分の産生する抗生物質で自分が死なないようにしている。
②-2:他の病原性細菌に耐性を付与する。

超面白いね・・

今後、one-health的な概念を論ずる上で重要ですね・・

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