本日からICAAC 046 - Resistant Gram-Negative Organismsです。
最初のSpeakerはAnucha Apisarnthanarak先生
Thammasat Univ. Hosp.
Pratumthani,Thailand.
National Survey of Infectious Diseases Physicians on Prevention Practice for Multidrug-Resistant Acinetobacter baumanii (MDRAB) in Thailand
・電話で専門医資格を持つ医師に面接し耐性アシネトバクター予防について聞いた。
・具体的には感染管理上のプログラム(Intensified)を行う前と後で違いを測定した。
・Intensifiedのプログラム(Active Surveillance、環境衛生の強化・過酸化水素水の燻蒸?、Source control:クロルヘキシジンを用いた入浴)
・Standardのプログラム(手指衛生、接触隔離、コホート隔離、環境衛生)
・感染管理のサポート(管理部門によるスタッフ確保、経済的支持、政治的支持)これはPoorからExcellentまで5段階で評価
・管理に成功した施設の特徴:私立(公立でない)、優れたLeadership、強化型Intensifiedのプログラム、ネットワークが良い。
・結論:感染管理も感染症Fellowshipの大事な要素となるべき。
―――――――――――
二人目のSpeakerはPatrick Harris先生(Patterson先生の弟子?)
Univ. of Queensland Ctr. for Clin. Res.
Mapping Antimicrobial Resistance in Gram-negative Urinary Pathogens: a Meta-analysis of Contemporary Studies
・今回はとくに泌尿器科領域のGNRに注目。特に高齢化により泌尿器科領域のGNR問題は増加するのみ。
・当然、前立腺生検などの場合の予防投与の問題とも繋がる。(急速に悪化しうる)
・特に耐性菌の多い途上国から戻って半年以内は危険らしい。
・2009-2014年に報告のあった(古いData、新生児ICU、特殊な耐性メカニズムのみ扱った・・論文は除外)尿路感染症のグラム陰性桿菌(GN urinary pathogen)の蓄積された(≒メタ解析可能)感受性PatternをMappingして、特にFQ、3GC、カルバペネム耐性を検討する。当然、国によっては報告の数が限定的。
・対象となったのは149の研究。75ヶ国(アジアと欧州からの報告が多い)。アフリカからの報告は少ない。
・市中・Communityからの報告が院内・Hospitalからの報告より多い)
・インドの3GC耐性、ブラジルのFQ耐性などのフォレストプロット(forest plot,森林プロット)を見ると・・・
・3GC耐性腸内細菌の世界地図は
・FQ耐性腸内細菌の世界地図は
・カルバペネム耐性腸内細菌の世界地図。使えない国が多いのでDataは限定的。
・結論:
1)耐性は国によって異なる。
2)酷いのはアジア、地中海沿岸、東ヨーロッパ、中東。
3)世界的な耐性Dataが必要。特に途上国のDataが大事。
最初のSpeakerはAnucha Apisarnthanarak先生
Thammasat Univ. Hosp.
Pratumthani,Thailand.
National Survey of Infectious Diseases Physicians on Prevention Practice for Multidrug-Resistant Acinetobacter baumanii (MDRAB) in Thailand
・電話で専門医資格を持つ医師に面接し耐性アシネトバクター予防について聞いた。
・具体的には感染管理上のプログラム(Intensified)を行う前と後で違いを測定した。
・Intensifiedのプログラム(Active Surveillance、環境衛生の強化・過酸化水素水の燻蒸?、Source control:クロルヘキシジンを用いた入浴)
・Standardのプログラム(手指衛生、接触隔離、コホート隔離、環境衛生)
・感染管理のサポート(管理部門によるスタッフ確保、経済的支持、政治的支持)これはPoorからExcellentまで5段階で評価
・管理に成功した施設の特徴:私立(公立でない)、優れたLeadership、強化型Intensifiedのプログラム、ネットワークが良い。
・結論:感染管理も感染症Fellowshipの大事な要素となるべき。
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二人目のSpeakerはPatrick Harris先生(Patterson先生の弟子?)
Univ. of Queensland Ctr. for Clin. Res.
Mapping Antimicrobial Resistance in Gram-negative Urinary Pathogens: a Meta-analysis of Contemporary Studies
・今回はとくに泌尿器科領域のGNRに注目。特に高齢化により泌尿器科領域のGNR問題は増加するのみ。
・当然、前立腺生検などの場合の予防投与の問題とも繋がる。(急速に悪化しうる)
・特に耐性菌の多い途上国から戻って半年以内は危険らしい。
・2009-2014年に報告のあった(古いData、新生児ICU、特殊な耐性メカニズムのみ扱った・・論文は除外)尿路感染症のグラム陰性桿菌(GN urinary pathogen)の蓄積された(≒メタ解析可能)感受性PatternをMappingして、特にFQ、3GC、カルバペネム耐性を検討する。当然、国によっては報告の数が限定的。
・対象となったのは149の研究。75ヶ国(アジアと欧州からの報告が多い)。アフリカからの報告は少ない。
・市中・Communityからの報告が院内・Hospitalからの報告より多い)
・インドの3GC耐性、ブラジルのFQ耐性などのフォレストプロット(forest plot,森林プロット)を見ると・・・
・3GC耐性腸内細菌の世界地図は
・FQ耐性腸内細菌の世界地図は
・カルバペネム耐性腸内細菌の世界地図。使えない国が多いのでDataは限定的。
・結論:
1)耐性は国によって異なる。
2)酷いのはアジア、地中海沿岸、東ヨーロッパ、中東。
3)世界的な耐性Dataが必要。特に途上国のDataが大事。