ヨーロッパで航海術が発達し、市場拡大や宗教戦争などを背景に外へ外へと動き出した時代。それまでにない病気を経験することになりました。
長い航海による脚気、熱帯地域で流行している病気などです。
その研究や対策がヨーロッパで発展しました。いまでも教育コースが充実していたり、一般市民が旅行前に医師にプレトラベルの相談をしたりしています。トラベルワクチンは医療保険がカバーもするそうです(加入プランによる)。
※ヨーロッパの旅行医学のネットワーク TropNet
日本も、円高を背景にたくさんの人が海外に出かけるようになりました。
都市部だけでなく、日本のあらゆる地域の人がでかけ、各地の空港には海外の都市への直行便がとんでいます。
潜伏期間が数日から数週間だとして、受診してくるのは地元の病院。
「いやー海外のことはよく知らなくてね」ともいってられない時代ですね。
ProMedとか、米国CDCの旅行医学アラートは、定期期に読みに行くのが面倒(!)なのでTwitterでフォローしておくとか何か工夫をしておくといいのかもしれません。
そして、この分野に関心をもった方には朗報♪
このたび、岩田先生と土井先生が監訳された旅行医学の本が出版されました。
医師の皆さんは英語の文献も苦痛ではないという方も実際には多いですが、急いでいるとき等、日本語でささっと読めるのはありがたいですね。
鎖国時代に長崎経由で入ってきたヨーロッパの医学も、通訳や翻訳の能力に長けた人たちのおかげで国内の医学者に広まりました。
ぜひ外来に一冊♪
問診では渡航歴(最近以外も)や動物接触歴等ををお忘れなく。微妙な質問をするときは付き添いの人は診察室の外へ(^^;)。
旅行における健康管理では感染症以外のこともアドバイスとして重要なので、一度どこかで体系的に学べるといいですね。
アメリカやイギリスのコースが有名ですが、このほかにも年2回開かれているオランダの熱帯研究所のコース (全て英語です)、タイのマヒドン大学のコース(英語)もあります。ベルギー、イギリス、ホーストラリアの大学もdistance learning(on-line)で学べるコ−スをもっています。
本はこちら〜
トラベル・アンド・トロピカル・メディシン・マニュアルメディカルサイエンスインターナショナル
Travel Medicineの試験を受けるひとたちがベースにしている本
CDC Health Information for International Travel 2012: The Yellow Bookクリエーター情報なしOxford University Press
Travel Medicineの試験は今年はシンガポール(GW中)で、来年はオランダで行われます〜。
大航海/植民以外にもうひとつ、熱帯医学や旅行医学を発展させたのは戦争。その話はまた別の機会に。
長い航海による脚気、熱帯地域で流行している病気などです。
その研究や対策がヨーロッパで発展しました。いまでも教育コースが充実していたり、一般市民が旅行前に医師にプレトラベルの相談をしたりしています。トラベルワクチンは医療保険がカバーもするそうです(加入プランによる)。
※ヨーロッパの旅行医学のネットワーク TropNet
日本も、円高を背景にたくさんの人が海外に出かけるようになりました。
都市部だけでなく、日本のあらゆる地域の人がでかけ、各地の空港には海外の都市への直行便がとんでいます。
潜伏期間が数日から数週間だとして、受診してくるのは地元の病院。
「いやー海外のことはよく知らなくてね」ともいってられない時代ですね。
ProMedとか、米国CDCの旅行医学アラートは、定期期に読みに行くのが面倒(!)なのでTwitterでフォローしておくとか何か工夫をしておくといいのかもしれません。
そして、この分野に関心をもった方には朗報♪
このたび、岩田先生と土井先生が監訳された旅行医学の本が出版されました。
医師の皆さんは英語の文献も苦痛ではないという方も実際には多いですが、急いでいるとき等、日本語でささっと読めるのはありがたいですね。
鎖国時代に長崎経由で入ってきたヨーロッパの医学も、通訳や翻訳の能力に長けた人たちのおかげで国内の医学者に広まりました。
ぜひ外来に一冊♪
問診では渡航歴(最近以外も)や動物接触歴等ををお忘れなく。微妙な質問をするときは付き添いの人は診察室の外へ(^^;)。
旅行における健康管理では感染症以外のこともアドバイスとして重要なので、一度どこかで体系的に学べるといいですね。
アメリカやイギリスのコースが有名ですが、このほかにも年2回開かれているオランダの熱帯研究所のコース (全て英語です)、タイのマヒドン大学のコース(英語)もあります。ベルギー、イギリス、ホーストラリアの大学もdistance learning(on-line)で学べるコ−スをもっています。
本はこちら〜
トラベル・アンド・トロピカル・メディシン・マニュアルメディカルサイエンスインターナショナル
Travel Medicineの試験を受けるひとたちがベースにしている本
CDC Health Information for International Travel 2012: The Yellow Bookクリエーター情報なしOxford University Press
Travel Medicineの試験は今年はシンガポール(GW中)で、来年はオランダで行われます〜。
大航海/植民以外にもうひとつ、熱帯医学や旅行医学を発展させたのは戦争。その話はまた別の機会に。