本日、「梅毒」「治療」「ガイドライン」でぐぐると、2008年版の日本性感染症学会のガイドラインがヒットします。梅毒は46ページから。
「Syphilis」「Treatment」「Guideline」でぐぐると、CDCの資料(2015年)、オーストラリア(2014年)、イギリス(2014年)などの資料がヒットします。
2015年3月31日にCIDに掲載となったのは、谷崎先生のアモキシシリン+プロベネシドによる梅毒治療の報告です。
青木編集長の『レジデントのための感染症診療マニュアル』でもご案内させていただきました。
HIV陽性等、免疫にハンディのある人での治療をしなくてはならなかった経緯からのものですが。
このようにまとまった数字として報告していただき、語りやすくなりました。
(次回の青木屋PartyにはVIPとしてお招きしたいとおもいます・・)
High-dose Oral Amoxicillin Plus Probenecid Is Highly Effective for Syphilis in Patients with HIV Infection
Clin Infect Dis. (2015) First published online: March 31, 2015
"Intramuscular benzathine penicillin G (BPG) is widely used for the treatment of syphilis. However, BPG is not available in some countries. "
some に日本が入っている、というのが出だしです(とほほ)
岩田先生のブログ記事に紹介されている医学生のレポート
"日本ではベンザチンペニシリンが発売されておらず、現状では世界でのスタンダードな治療を行うことができない。"
(とほほ!)
若い方に聞かれます。「なぜ、ないんですか?」
平成27年1月に更新された【第II回開発要望】医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議での検討結果を受けて開発企業の募集又は開発要請を行った医薬品のリストをみると、13と14にありますが、手をあげている製薬会社がありません。
たいへんお安い薬で、製薬会社的にはメリットが少ないです。
以前は日本にもあったのですが、副反応の報道等が原因となり、その後日本では(他にも治療法はあるし)と進んでいないときいています。
参考:Wikipediaによると、"1956年、東京大学法学部長尾高朝雄が「ペニシリン・ショック」で死亡し、報道機関で大きく取り上げられた。この事故をきっかけとしてペニシリンによるショック死は実はすでに100名に及んでいたことが明らかになり社会問題となった"
とあります(引用文献は川上武『戦後日本病人史』p.324)
参考;当時のペニシリン製剤の問題の解説
「Syphilis」「Treatment」「Guideline」でぐぐると、CDCの資料(2015年)、オーストラリア(2014年)、イギリス(2014年)などの資料がヒットします。
2015年3月31日にCIDに掲載となったのは、谷崎先生のアモキシシリン+プロベネシドによる梅毒治療の報告です。
青木編集長の『レジデントのための感染症診療マニュアル』でもご案内させていただきました。
HIV陽性等、免疫にハンディのある人での治療をしなくてはならなかった経緯からのものですが。
このようにまとまった数字として報告していただき、語りやすくなりました。
(次回の青木屋PartyにはVIPとしてお招きしたいとおもいます・・)
High-dose Oral Amoxicillin Plus Probenecid Is Highly Effective for Syphilis in Patients with HIV Infection
Clin Infect Dis. (2015) First published online: March 31, 2015
"Intramuscular benzathine penicillin G (BPG) is widely used for the treatment of syphilis. However, BPG is not available in some countries. "
some に日本が入っている、というのが出だしです(とほほ)
岩田先生のブログ記事に紹介されている医学生のレポート
"日本ではベンザチンペニシリンが発売されておらず、現状では世界でのスタンダードな治療を行うことができない。"
(とほほ!)
若い方に聞かれます。「なぜ、ないんですか?」
平成27年1月に更新された【第II回開発要望】医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議での検討結果を受けて開発企業の募集又は開発要請を行った医薬品のリストをみると、13と14にありますが、手をあげている製薬会社がありません。
たいへんお安い薬で、製薬会社的にはメリットが少ないです。
以前は日本にもあったのですが、副反応の報道等が原因となり、その後日本では(他にも治療法はあるし)と進んでいないときいています。
参考:Wikipediaによると、"1956年、東京大学法学部長尾高朝雄が「ペニシリン・ショック」で死亡し、報道機関で大きく取り上げられた。この事故をきっかけとしてペニシリンによるショック死は実はすでに100名に及んでいたことが明らかになり社会問題となった"
とあります(引用文献は川上武『戦後日本病人史』p.324)
参考;当時のペニシリン製剤の問題の解説