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Channel: 感染症診療の原則
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ラッサ熱で40人死亡、の記事(6人は医療者)

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厚生労働省検疫所FORTHが2月7日に掲載しています。

ナイジェリアでラッサ熱が流行中。Lassaとはもともとナイジェリアのある地域の名前だそうです。

この6週間で三百数例が報告され、すでに40例死亡が確認されている報道がありました。
40 Die From Lassa Fever Outbreak 2月22日

日本では1987年にシエラレオネからの帰国者がラッサ熱を発症した例が報告されています。が、発症から1ヶ月診断がつかなかったとのことです。
「ラッサ熱も考えないとな」と思うとか、「ラッサ熱も含めてルールアウトしなくちゃ」と思わないとわからないですね。
この症例は回復されたそうです。よかったです。

流行地から帰って疑いがある場合は、国立感染症研究所に電話をして検査を依頼することになります。
最寄りの1類感染症を受け入れる施設のどこに電話をすればいいか知っていますか?


エンデミック国はギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア。他に西アフリカ諸国。
感染者の約80%は症状がなく、20%は肝臓、脾臓、腎臓などの多臓器疾患を発症。 潜伏期間は6-21日間。

この機会に情報を見直しておきます。

「ロンドンでのラッサ熱死亡例、2009年1月」 Eurosurveillance IASR 2009年紹介

「出血熱」横浜市衛生研究所

「ウイルス性出血熱と日本における対策」IASR 2011年7月

ラッサ熱(うたがい)だとして、その検体はどう扱えばいいのか。
病院の検査室の人たちとあらかじめ確認しておいたほうがよいですね。


そういえば。BSL4施設はどうなったのでしょう〜。
「今回の狂犬病事例から今後の感染症対策を考える」IASR 2007年3月

ちなみに治療はリバビリン。発症6日以内に開始したい。

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