Quantcast
Channel: 感染症診療の原則
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3238

2014年、医学・医療を進歩させたもの

$
0
0
FDAが子宮頸がんのScreeningにHPVのDNAを使用する事を許可しました。(今年3月・・古い?)

以前から他の細胞診などとの併用は認可されていたのですが、今度はHPVのDNAだけ単独で25歳以上の女性の子宮頸がんのScreeningに許可・・となりました。

もともと日本はHPVワクチンに限らず、ワクチンの後進国と呼ばれていましたが、ここに来てScreeningも後塵を拝するのでしょうか?

Ebolaも、HPVのワクチンも、日本がリスクの定量化を遺伝的に苦手をする事を再び露呈する機会となりました。

少子化対策の一部に女性、母性の保護が入る筈ですが

そういえば今年の風景で印象的なものとして・・

全国区的に有名な臨床指導医を粗末に扱い、10数年の歴史を持つ、これまた全国的に有名な研修プログラムを失う(ことになると思う by 編集長)関西の病院もありますね。
優れた臨床指導医を失うDamageが定量化できる頃には、「研修医の居ない病院がどのようなものか」を学ぶでしょう。

可能なのにHPV関連の病気を防ぐワクチンを活用できない、優れた医師卒後研修プログラムが育てられない、この国で編集長、編集部は来年も頑張らねば・・と思うこの頃であります。
本当の卒後臨床研修を導入した沖縄県立中部病院の卒業生、M先生、A先生、K先生の教え子として・・



タイトル写真:HPVの電子顕微鏡写真 Wikipediaより

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3238

Trending Articles