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Channel: 感染症診療の原則
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感染症と神経 痛覚を越えて免疫反応の制御まで

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黄色ブドウ球菌>蜂窩織炎>痛み

この連続には、黄色ブドウ球菌による組織障害、免疫反応とくにInnate Immunityによる細胞浸潤、そして炎症細胞からの痛み物質の放出・・といった背景を想像されるでしょう。それは正しい。

しかし本日のNEJMは更にStunningでした。極端に言えば・・

感染症発生 >免疫細胞がどうのこうのする前に >電気の速度で神経系が機能して反応という事らしいです。

別の表現をするならば・・

細菌感染 > 通常の免疫細胞による反応をSkipして >細菌からの物質が直接、神経組織に作用 >電気的に中枢神経に連絡 >神経組織自身による局所の炎症反応のRegulationもありうる。

編集長には「神経細胞膜タンパクのFpr1 and Adam10に作用」的な科学的に深い部分は分かりませんが、
末梢神経・中枢神経と感染症のInteractionには、免疫細胞の働きをBypassした電気的・直接的なものが存在する・・という驚きの話しでした。

詳細は以下をどぞ・・

Elizabeth G. Phimister, Ph.D., Editor
Bacteria and the Neural Code
NEJM2014;371;22:2131- (2014. Nov.27.)

(写真:本日、12月4日(木)はLawrenceTierneyJr先生の誕生日。写真は12年前撮影のもの)

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