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Channel: 感染症診療の原則
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医療者プラス(これから必要とされる支援)

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エイズのときも課題でしたが、エボラで保護者をなくした孤児を親類がケアしないできないケースが増えてます。
今後、長期的な支援を行うなかで、医療以外のところで、日本がノウハウをいかせる分野がありますね。
(同じお金を提供するのでも、何に使われるかわからない他国と競合することより、個別に感謝してもらえる案件は政策としてもよいわけで…)


オーストラリアの「人を送らない」という話を紹介したあとですが、その前に報道されていた、「医師・看護師をたくさん送る」話です。

西アフリカのエボラ対策に人手が必要なのですが、人を送るとなると、その人の寝泊まりする場所や食事、もちろんトイレやシャワーなどの基本的なことの準備があるということが前提となります。

必ずしも現地で誰かが用意して待ってるわけではありません。

各国が軍隊を派遣して医療施設を建てるのだ(軍隊ってすごい!)、というニュースが続く中、キューバが医師と看護師をさらに300派遣、とあります。

Cuba sends 300 more doctors, nurses to fight Ebola

その前のニュース。訓練された医療者が支援に向かう、です。
Cuba deploys ‘world’s finest medics’ to Ebola-hit Sierra Leone

日本で防衛省や厚生労働省系の医療者を集めるとしたら、その分母はどれくらいか、派遣可能な即戦力やチームとしての訓練があるのかということはわかりませんが…

キューバの人口は1100万人、外務省ホームページにあるキューバの医療情報が参考になります。

どんな準備があるのか、キューバの医療に詳しいサクラグローバルホールディングスの松本会長にきいてみたいところです…


米国大統領が語ったプラン
Obama Plans Major Ebola Offensive

日本の首相
Japan pledges nearly 10-fold boost in aid for Ebola fight to $45 mil.

医療廃棄物も問題になってます。

最近流行地から帰ってきたメディアの方も、最前線に物資が届いていないことをびっくりしてました(医療者の感染が心配)
毎度起こる問題ではあるのですが、巨額の支援金の流れは明らかにされるでしょうか。広報不足なだけでしょうか。


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