ESBL産生株が増加し、多く医療機関で治療Optionが枯渇している今日、非常に重要な位置を占めるペニシリン系抗菌薬、「Pivmecillinam」が発売中止になっている・・!!と最近知りました。
この抗菌薬はヨーロッパではESBL産生の大腸菌などによる尿路感染症に用いられ、今後、本邦でも本格的な使用が望まれる抗菌薬でした。でも昨年の暮れに発売中止。
理由は感染症の仲間に聞くとメーカーが「役目を終えた・・」と判断・・との事でした。
誰が判断したのかな・・。まさか競合するカルバペネムを売っている会社か、そのPocketに居る人物か・・
ESBLの問題が大きくなる一方の今日、Fosfomycinなどと共に非常に今後見直されるべき抗菌薬が、また消えました。
一体、この国の抗菌薬採用、廃止、中止の軸足はどこにあるのか・・