「お願い」をしないといけない2014年

本日、風疹「まだ1万人」といった厚生労働大臣に、要望書を渡しに専門家や当事者、支援者がでかけています。

体調が悪い方、ご家族を支援しながら、また組織は別として個人として支援を表明するなど、皆さんの努力に頭がさがります。

このような「お願い」を大臣にしないといけない風景を早くおわりにしたいですね。

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2014年7月25日

厚 生 労 働 大 臣
田村　憲久　様

　　　　　　　　特定非営利活動法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会　理事長　薗部　友良
　　　　　　　　特定非営利活動法人 小児肝臓研究所　理事長　藤澤　知雄
　　　　　　　　特定非営利活動法人 HANDS　事務局長　横田　雅史
　　　　　　　　一般社団法人　Plus Action for Children　代表　高畑　紀一
　　　　　　　　一般社団法人　細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会　代表　田中　美紀
　　　　　　　　一般社団法人　知ろう小児医療守ろう子どもたちの会　代表　阿真　京子
　　　　　　　　先天性代謝異常症の子どもを守る会　代表　柏木　明子
　　　　　　　　胆道閉鎖症・乳幼児肝疾患　母の会「肝ったママ’s」　代表　加藤　貴子
　　　　　　　　風疹をなくそうの会『hand in hand』共同代表　可児　佳代　西村麻依子
　　　　　　　　ポリオの会　代表　小山万里子
　　　　　　　　ムコネット Twinkle Days　代表　中井　麻里
　　　　　　　　ムンプス難聴のお部屋　森野真由美　松浦秀明　　　　　　　　
　　　　　　　　全国保険医団体連合会　　会長　住江　憲勇
　　　　　　　　チーム麻疹ゼロ　代表小児科医　細部　千晴
　　　　　　　　医師　小森　貴

VPD（ワクチンで防げる病気）から子どもたちを守るための予防接種施策に関する要望書　　
　　
　私たちは、ワクチンで防げる病気（VPD: Vaccine Preventable Diseases）で日本の子どもたちが生命や健康を脅かされている現状を鑑み、専門家、患者支援団体、市民団体などそれぞれの立場から日頃より啓発活動を行っております。

ここ数年、日本国内で接種できる新しいワクチンが増えています。しかし、未だに定期接種化されていないワクチンがあり、情報格差、経済格差、地域格差に子どもたちの健康が左右される状態です。

少子化傾向の現在、VPDから子どもたちを守ることは、国の宝である子どもを守ることであり、日本の将来を守ることに相違ありません。また子育て支援の観点からも極めて意義があることです。
つきましては、主に子どもたちが受ける予防接種について、下記のとおり要望いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　記

１．改正予防接種法（平成25年4月施行）の付帯決議に記載されたB型肝炎、おたふくかぜ、ロタウイルス感染症を、早期に定期の予防接種に定めること。

２．定期接種の対象となっていてもしばしば流行を繰り返します。そうした流行を予防するために接種率を向上させる具体的な対策を講じること。

３.とりわけ、風疹については、流行が収まっている今だからこそ、2020年までに風疹排除にむけて対策を講じること。
　　　　　　　　
以上
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