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Channel: 感染症診療の原則
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ICAACOnlineの学び、市中の耐性グラム陰性桿菌 #2 

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ICAACOnlineの学び、市中の耐性グラム陰性桿菌の話し、続きます。

今日は耐性菌の「ヒト・ヒト」感染に対する抗菌薬の影響。
演者はLorena Lopez-Cerero先生です。

#1:耐性の拡散の違いと対処法の違い
1)結核の場合:一人の患者の中で耐性菌が生まれると「ヒト・ヒト」の感染で拡散。耐性結核の症例を封じ込めて拡散を抑制。
2)肺炎球菌の場合:耐性の混じった肺炎球菌が抗菌薬の選択圧で、耐性肺炎球菌のみになる。そしてそれが「ヒト・ヒト」の感染で拡散。これに対してペニシリンなどの使用を制限する事によりペニシリン耐性肺炎球菌を減らせる。
3)大腸菌の場合:耐性の拡散はプラスミドによるメカニズムが重要。そしてプラスミドは環境(例:腸管内)に散らばり他の菌種に耐性を与えていく。(ヒト・ヒトでない)更に悪い事にはプラスミド中の耐性遺伝子は多種類に渡るので1種類の抗菌薬の制限では全く耐性の拡散を減らせない。


#2:ESBLの拡散要因
・中国などでは多いな・・


・感染源は退院患者、流行地からの旅行者など色々。
・広がりは家族内、赤の他人、動物・家畜などを介して・・
・実際、抗菌薬の影響よりも家族や動物の影響が大きい!!


・腸管内に耐性菌が持続的に存在する(Persistence)

#3:耐性問題に対する抗菌薬の使用法
1)しっかりとした量で治療してMICのバリアを突破。



Canton et al. FEMS Microbiol Rev 2011
Bonhoeffer et al. PNAS 1997
Baquero et al. AAC 2011


#4:具体的な介入については
・デンマークで動物に対する抗菌薬の使用を削減しても耐性は減らなかった。But、完全に中止したら減った。
削減は不十分で中止して初めて効果があった・。(どのくらい他のSituationにApplicableかは?)

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