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Channel: 感染症診療の原則
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頑張れ、小児感染症

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昨日、小児感染症領域で活躍される笠井先生と薬剤師セミナーの打ち合わせを致しました。

そう、長野県立こども病院は日本で数少ない小児集中治療室(PICU)がありますが、そこで活躍される小児感染症診療の雄、笠井正志先生です。

「小児は小さな成人ではない」とは編集長がいつも戒めとして記憶している事ですが、独特の勘所があります。

昨日は、そのような勘所をご紹介頂きながらセミナの準備(第1段階)を致しました。
(薬剤師の方々、請うご期待)


#1:感染症の存在の診断、問題臓器の発見
・小児は肺炎でも中耳炎でもなんでも「ポンポン痛い」

#2:微生物の理解
・中耳炎の多くはウイルス性。抗菌薬使用を避けたい感染症も多い。

#3:感染症治療薬の選択
・味が悪ければ飲めない。
・点滴入れたくても血管が・・。(超音波の恩恵・・)早く経口にしたい。できる。
・小児独特の薬物動態、pK,pD。TDMの必要性。(成人ほどされてない)

#4:感染症の趨勢判断
・ポンポン痛いがどうなるのかな・・

笠井先生のご講演。楽しみです。この領域も新潟のS先生、成育のM先生、多摩のH先生、静岡のU先生、長野のK先生と大分充実してきましたね。
これらの先生のお働きで肺炎、髄膜炎の現場もDrasticに変化しているとの事です。

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