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Channel: 感染症診療の原則
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ICAACOnline Infection Prevention: Changing Behavior#2

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ICAACOnline Infection Prevention: Changing Behavior、本日は「手術場のドアの開閉」です。

手術場は基本的に陽圧になっていて空気が部屋の外に出ていくはず。でも、ドアが開閉されれば、陽圧が壊れ空気が汚染され、騒音も問題になります。

実際にドアの開閉がSSIに関与する様子がオランダで発表されています。

SSIのリスク因子に創部のクラスWound classや緊急手術である事などは知られていますが、更に時間あたりのドアの開閉数がリスク因子になっている」というのです。


更に別の研究でも術場の空気の清浄度は、人々の出入りの様子と関連が深いとされています。


更にドアの開閉の理由を見ると、機材を取りに行くとか色々な理由があるようですが、最悪なのはドアの開閉の1/3は不必要であったという事です。(例:Socialな理由)


更に悪い事に、ドア開閉の半分以上が皮膚の切開が始まった後であるという事です。これでは創部感染がおこるわけです。


別の脊椎の手術の検討でもSSIのリスク因子に患者が手術室に入った後の遅れが一時間以上というものでした。この遅れは実際にはドア開閉して足りない機材を取りに行く、とか無菌の機材が空気中に曝されている・・というものです。


ドア開閉を監視する人がいるだけでも不要なドアは減らない・・という事実もでました。

最終的にはBundleをしっかりと実行するのが大事という素朴で重要なMessageでした。


(タイトル写真:1994年、20年前、感染管理の巨匠、デニス・マキ先生と)

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