本日からは、「Early New Antimicrobial Agents」です。
演者は以下の先生がた(所属は製薬会社から大学から色々・・):
Thomas Parr, AIA
David Payne
Donald Moir
Richard Vickers
Gary Karp
John Mueller
#1:新しいTopoisomerase阻害剤(GSK2140944)
・作用対象はTopoisomeraseでFQと同じだが、作用機序は異なる。
・FQに耐性になっても効くか・・も大事だが、副作用のProfileも大事。
(FQのどの構造が副作用の元になっているか分かると良いですね・・)
・詳しいMolecularな説明は分からないが、一応期待できるCompoundらしい。
・Yersinia pestis, Bacillus anthracis, Francisella tularensisにも期待
#2:緑膿菌の武器Type?Secretion system(T3SS)の阻害薬
David Payne先生 @Microbiotix,Inc. Worcster, MA
・緑膿菌には細胞の膜を貫通するドリルT3SSを持ってる。これで白血球などの膜に穴をあけて悪いものを注入するのです。
・このドリルであるT3SSをを阻害する薬の話しらしい。
#3:新しいDNA Topoisomerase/gyrase阻害剤で淋病と闘う
John Mueller先生 @AstraZeneca Pharmaceuricals
・淋菌治療薬の減少が顕著です。経口で行けたのが今は第三世代のセファロスポリン必要。
・現状の抗菌薬の品揃えでは3-5年以内に「品切れ」になりそう。最後の砦CTRXにも耐性淋菌が出現してるので、新しい淋病治療薬が大事です。
・更に淋病用の良いAnimal modelが無いとの事。(知らなかった)
・しかし抗淋菌薬は、ほとんどPipelineにない状況です。
・AstraZeneca PharmaceuricalsのAZD0914に期待を・・というご発表でした。