昔、昔、編集長がKY大学のインターンとして感染症科をRotationしてた時(1984年)の会話。
外科教授:自分の患者(心肺同時移植症例)絶対にアンホテリシンBは使わせない。
編集長:でも、入れないと先生の患者さんはアスペルギルスで亡くなりますよ。
外科教授:絶対だめ。
編集長:ホワイ?
外科教授:私の患者でアスペルギルスが生えてアンホテリシンBを入れた症例、全員死んでいる。
編集長:それはアンホテリシンBが死因でなくて、アスペルギルスが生えるような方は亡くなるのです。
外科教授:駄目なものはだめ。ビコーズ I say 駄目
///////////////////////////////////////////////////
以前、アスペルギルス=Death sentenceだったのです。
時代は変わりましてアスペルギルスが生えてもVoriconazoleなどで救命できる症例が増えました。
代わりにDeath sentenceになっているのがZygomycosisという連中。これが生えると何やっても駄目でした。
そんなToughな真菌に有効なものがPosaconazoleです。
編集長の中では
アスペルギルスにVoriconazole
ザイゴマイコーシスにPosaconazole
です。
Posaconazoleで唯一、問題だったのは経口しかなかった事。(ザイゴマイコーシスが問題になる症例は経口できない症例がほとんどでは・・)
確かに昏睡患者に「さあ、ベッドから起きてお茶漬けたべなさい」といっている違和感がありました。
そこに朗報でございます。FDAはslow release型の剤形と静注型をApproveしてくれたのです。
Slow release型は食事の影響少ないし、静注は食事関係無いです。(腎臓悪いと水溶性にするために入れてるcyclodextrinが貯まってだめ・・?)
国外の血液内科や移植の業界の先生がた、良かったですね。
https://www.merck.com/product/usa/pi_circulars/n/noxafil/noxafil_pi.pdf
外科教授:自分の患者(心肺同時移植症例)絶対にアンホテリシンBは使わせない。
編集長:でも、入れないと先生の患者さんはアスペルギルスで亡くなりますよ。
外科教授:絶対だめ。
編集長:ホワイ?
外科教授:私の患者でアスペルギルスが生えてアンホテリシンBを入れた症例、全員死んでいる。
編集長:それはアンホテリシンBが死因でなくて、アスペルギルスが生えるような方は亡くなるのです。
外科教授:駄目なものはだめ。ビコーズ I say 駄目
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以前、アスペルギルス=Death sentenceだったのです。
時代は変わりましてアスペルギルスが生えてもVoriconazoleなどで救命できる症例が増えました。
代わりにDeath sentenceになっているのがZygomycosisという連中。これが生えると何やっても駄目でした。
そんなToughな真菌に有効なものがPosaconazoleです。
編集長の中では
アスペルギルスにVoriconazole
ザイゴマイコーシスにPosaconazole
です。
Posaconazoleで唯一、問題だったのは経口しかなかった事。(ザイゴマイコーシスが問題になる症例は経口できない症例がほとんどでは・・)
確かに昏睡患者に「さあ、ベッドから起きてお茶漬けたべなさい」といっている違和感がありました。
そこに朗報でございます。FDAはslow release型の剤形と静注型をApproveしてくれたのです。
Slow release型は食事の影響少ないし、静注は食事関係無いです。(腎臓悪いと水溶性にするために入れてるcyclodextrinが貯まってだめ・・?)
国外の血液内科や移植の業界の先生がた、良かったですね。
https://www.merck.com/product/usa/pi_circulars/n/noxafil/noxafil_pi.pdf