ICAACOnline Literature Review
本日からオーストラリアのDavid Paterson先生。亀田の林先生や土井先生の師匠先生です(確か・・)
#1:Cryptococcus髄膜炎には5FCとAmpBが良い
・AmpB+5FC / AmpB+FLCZ / AmpB単独
・臨床的にしっかりとしたEvidenceがあった殆ど唯一の抗真菌薬のComboがAmpBと5FCでありましたが、(Bennett先生の編集長が研修医であった頃の研究)それがベトナムのJeremy Day先生により「最後の釘が打たれました」
・NEJM Combination antifungal therapy for cryptococcal meningitis. PMID: 23550668
・髄液のClearance、死亡率、治療開始時期ごとの生存率など全でこのComboが良い。
#2:Cryptococcus gattii
・Sharon C.A. Chen先生の論文
(CID Antifungal therapy and management of complications of cryptococcosis due to Cryptococcus gattii. PMID: 23697747)
・北米その他で問題です。
・C.gattiiでは中枢神経の病変が多い
・治療はAmpB+5FCが良い。AmpB+FLCZでは再治療必要が多い。
・頭蓋内圧上昇が多く、来院時神経学的所見が死亡率がそして神経学的後遺症が多い。
・頭蓋内圧上昇の治療が有用。
・IRIS免疫再構築的なものが多い。(特にCD4高い、女性の症例で)
#3:Legionnaires' disease
・David R. Murdoch先生 の論文(CID Impact of routine systematic polymerase chain reaction testing on case finding for Legionnaires' disease: a pre-post comparison study. PMID: 23899682 Aug23, 2013)
・VA病院で呼吸検体の全てにPCRでLegionella探すと21人しかなかった症例が91人に増加
・沢山の症例をミスってる。
#4:Acinetobacter
・何と患者がいる部屋のAirに居る。環境汚染のDimensionはSurfaceだけでなくAirにも
・更に元気な看護師が患者と同じAcinetobacterで肺炎に(葬儀屋ではない・・? 恐らくとんでもない量を吸引したのでは・・)
Munoz-Price LS,Doi Y.
Aerosolization of Acinetobacter baumannii in a trauma ICU*.
Crit Care Med. 2013 Aug;41(8):1915-8. PMID: 23782965
#5:大腸菌
・既にご紹介したJohnson先生の仕事
・今やPandemicに広がって5大陸全部にみられるE.coli ST131株
・この株はFQ耐性の78%を占めている
・CID Aug16 2013
#6:ESBL産生腸内細菌
・医療従事者もさることながら家族内感染が・・
Hilty M1, Betsch BY
Transmission dynamics of extended-spectrum β-lactamase-producing Enterobacteriaceae in the tertiary care hospital and the household setting.
PMID: 22718774
本日からオーストラリアのDavid Paterson先生。亀田の林先生や土井先生の師匠先生です(確か・・)
#1:Cryptococcus髄膜炎には5FCとAmpBが良い
・AmpB+5FC / AmpB+FLCZ / AmpB単独
・臨床的にしっかりとしたEvidenceがあった殆ど唯一の抗真菌薬のComboがAmpBと5FCでありましたが、(Bennett先生の編集長が研修医であった頃の研究)それがベトナムのJeremy Day先生により「最後の釘が打たれました」
・NEJM Combination antifungal therapy for cryptococcal meningitis. PMID: 23550668
・髄液のClearance、死亡率、治療開始時期ごとの生存率など全でこのComboが良い。
#2:Cryptococcus gattii
・Sharon C.A. Chen先生の論文
(CID Antifungal therapy and management of complications of cryptococcosis due to Cryptococcus gattii. PMID: 23697747)
・北米その他で問題です。
・C.gattiiでは中枢神経の病変が多い
・治療はAmpB+5FCが良い。AmpB+FLCZでは再治療必要が多い。
・頭蓋内圧上昇が多く、来院時神経学的所見が死亡率がそして神経学的後遺症が多い。
・頭蓋内圧上昇の治療が有用。
・IRIS免疫再構築的なものが多い。(特にCD4高い、女性の症例で)
#3:Legionnaires' disease
・David R. Murdoch先生 の論文(CID Impact of routine systematic polymerase chain reaction testing on case finding for Legionnaires' disease: a pre-post comparison study. PMID: 23899682 Aug23, 2013)
・VA病院で呼吸検体の全てにPCRでLegionella探すと21人しかなかった症例が91人に増加
・沢山の症例をミスってる。
#4:Acinetobacter
・何と患者がいる部屋のAirに居る。環境汚染のDimensionはSurfaceだけでなくAirにも
・更に元気な看護師が患者と同じAcinetobacterで肺炎に(葬儀屋ではない・・? 恐らくとんでもない量を吸引したのでは・・)
Munoz-Price LS,Doi Y.
Aerosolization of Acinetobacter baumannii in a trauma ICU*.
Crit Care Med. 2013 Aug;41(8):1915-8. PMID: 23782965
#5:大腸菌
・既にご紹介したJohnson先生の仕事
・今やPandemicに広がって5大陸全部にみられるE.coli ST131株
・この株はFQ耐性の78%を占めている
・CID Aug16 2013
#6:ESBL産生腸内細菌
・医療従事者もさることながら家族内感染が・・
Hilty M1, Betsch BY
Transmission dynamics of extended-spectrum β-lactamase-producing Enterobacteriaceae in the tertiary care hospital and the household setting.
PMID: 22718774