ICAACの学び、CDIが続きます。
本日はカナダ、ケベック州、Sherbrook 大学のレジデントPhilippeMartin先生
題目:
VCMはCDI再発予防に有用か?
背景:
・CDIの危険因子には:age, immune down, long hospitalization, antibx not for c.diffなどが知られる。
・臨床的には「抗菌薬必要な感染症あり、しかしCDIやったばかし・・」の症例があります。
・その時に必要な抗菌薬に共にバンコマイシンを予防的に使用するか?
・IDSAガイドラインでは「No recommendation」と断ったうえで、「但し抗菌薬使用中のCDI、使用直後のCDI経験者が再度、抗菌薬の使用が必要になった時はバンコマイシンの使用を勧めている。
研究デザイン:
・後ろ向き研究
・期間:2003-2011 三次医療機関
・検討対象:成人+CDI既往+抗菌薬(CDI用でないやつ。主としてFQと広域ペニシリン)使用してから6ヶ月以内で再発がある・ない。
・この6ヶ月以内の抗菌薬使用群でVCM使用例、非使用例で検討。
・CDI700強の症例(500例初回、200例再発)
・バンコマイシンの予防的投与の定義:予防的に非CDI用抗菌薬使用期間の半分以上の期間使用。
結論:
・バンコマイシンの予防的投与はCDIの再発を有意に減少させ、更にその効果は投与量に比例していた(dose-response effect)。
・将来的には前向き検討必要。Fidaxomicinもどうか・・
・しかしVCMの予防投与にはVRE増加の可能性、医療費も増加・・といった問題もあります。
編集長:これでディフィシラーSeries(the latest on C.diff infection)は終わります。
タイトル写真:感染管理の世界で活躍中のドクターHとドクターGです。
本日はカナダ、ケベック州、Sherbrook 大学のレジデントPhilippeMartin先生
題目:
VCMはCDI再発予防に有用か?
背景:
・CDIの危険因子には:age, immune down, long hospitalization, antibx not for c.diffなどが知られる。
・臨床的には「抗菌薬必要な感染症あり、しかしCDIやったばかし・・」の症例があります。
・その時に必要な抗菌薬に共にバンコマイシンを予防的に使用するか?
・IDSAガイドラインでは「No recommendation」と断ったうえで、「但し抗菌薬使用中のCDI、使用直後のCDI経験者が再度、抗菌薬の使用が必要になった時はバンコマイシンの使用を勧めている。
研究デザイン:
・後ろ向き研究
・期間:2003-2011 三次医療機関
・検討対象:成人+CDI既往+抗菌薬(CDI用でないやつ。主としてFQと広域ペニシリン)使用してから6ヶ月以内で再発がある・ない。
・この6ヶ月以内の抗菌薬使用群でVCM使用例、非使用例で検討。
・CDI700強の症例(500例初回、200例再発)
・バンコマイシンの予防的投与の定義:予防的に非CDI用抗菌薬使用期間の半分以上の期間使用。
結論:
・バンコマイシンの予防的投与はCDIの再発を有意に減少させ、更にその効果は投与量に比例していた(dose-response effect)。
・将来的には前向き検討必要。Fidaxomicinもどうか・・
・しかしVCMの予防投与にはVRE増加の可能性、医療費も増加・・といった問題もあります。
編集長:これでディフィシラーSeries(the latest on C.diff infection)は終わります。
タイトル写真:感染管理の世界で活躍中のドクターHとドクターGです。