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Channel: 感染症診療の原則
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ICAAC Online ディフィシラー#5 犯人は複数

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違う株によるC.diffのダブル感染症について。

この演題は「人間の腸管をビーカーや試験管でモデル」を使っています。もともと腸管のモデルというのがあるらしくて、そこにC.diffの違うやつが存在して・・その再発のようすや増殖速度や抗菌薬の耐性のようすや・・を検討したのです。

演者はCaroline H.Chilton先生(Leeds大学)です。
演題は「Recurrence of dual strain CDI in a human gut model」

「人間の腸管をビーカーや試験管でモデル」
上記の写真に3ヶの容器があり、上の容器がUGI、下の容器が大腸・・といった感じ。
Volunteerから集めた便を混ぜて、堆肥のように少し寝かせて落ち着かせて、そこからC.diff入れて、治療して・・といった感じ。

結論:
・2種類の株、ともにCDIをSimulateした。(どのように・・?)
・初期のVCMの有効性は2種類の株で同様。しかし
・A株はB株より再発は早期。
・一人の患者に複数の株はありだろう。
・再発頻度、感染性など異なるだろう。

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