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Channel: 感染症診療の原則
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ICAAC Online ディフィシラー#4 犯人を追え(集団発生捜査)

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The Latest on Clostridium difficile Infection(Session38)続いております。
本日はOxford大学のEyre先生:

演題はMultilocus Variable-Number Tandem-Repeat Analysis(MVLA)対Whole Genome Sequencing(WGS)

#1:もとをたどれば・・
正直、編集長には難しすぎ。でも基本的にOutbreakの時などにOutbreak株の遺伝子を追う方法論の話し。何しろ基本的にEndemicに出回っているやつのBackgroundノイズがあるわけで、その中で遺伝子を頼りにOutbreakしてる株を追っていくわけです。しかも、Outbreakしながら自分の遺伝子を変えたりするから、一種、問題の暴れ者集団のやつらが、自分の組の革ジャンの印を変えていく感じかな? もともとEndemicなC.diff全体が革ジャンです。、その中で「松」の印のついた革ジャンがOutbreak株、更にOutbreak株の革ジャンの「松」の印が「竹」や「梅」印に変異したりすると警官も追いかけるの大変。なので遺伝子情報の印が「松、竹、梅」なんでもOutbreak株に共通の遺伝子情報を元に探したい・・という事らしい。違ったらゴメン。

#2:今まで使用されてきた追跡方法
・Pulse field gel electrophoresis
・Ribotyping
・Restriction Endonuclease Analysis
・Multilocus sequence typing, MLST

#3:そして今度は
「Multilocus Variable-Number Tandem-Repeat Analysis(MVLA)はどうでしょう?」という内容のようでした。

#4:質疑応答の部分で以下の質問が・・
・現場で使えるの?
・この情報の有無が感染管理対策を、どのように変えるの?
・回答:「役に立つ事もあるのかも・・」

次!!

(写真:本文と無関係。極めて衛生的にやっております)

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