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Channel: 感染症診療の原則
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『僕は、これほどまでに生きたかった』

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無症状の人が多いため、B型肝炎ウイルスに感染していることに気づいていないひとたちが多数いると推定されてます。C型肝炎やHIVも同様に「だから検査に早くいきましょう」という啓発が行われています。

献血のあとに感染してますよ、という連絡が来る場合もあれば、他の時にたまたま受けた検査の中に肝炎関係の項目があって医師から連絡がきたり。

そのさまざまなストーリーや病気・治療によるたいへんさ等についてはB型肝炎の患者さんやご家族のブログなどから知ることができます。

母子感染じゃなくて家族全員が感染といった事例も、医療者とは違う視点での、リアルな語りとして考えさせられます。
体調を崩すまで気づけない難しさを知ります。

同じように・・・

萩原正人さんというお笑い芸人の人の慢性肝炎の闘病記(静脈瘤の破裂、米国での肝臓・腎臓移植含め)
爆笑問題の太田光さんの人物像を知る本がありました。

本の紹介は詳しく下記のブログにありますので関心ある方はぜひご一読を。
キリングセンス・萩原正人の挑戦!〜「僕は、これほどまで生きたかった。」より
(ブログ タイタン号の宇宙体験)

河北病院とか東大病院とかなじみの病院の名前も出てくる ご本人の日記より。
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「ハギさんハワイにでも行ったんですか。いいなー」
最近、会う人みんなに顔が黒いと言われていた。
さすがに「日に焼けましたねー」と言われると、、、、、。

微熱も下がらないし、持病の慢性肝炎がちょっと悪化したかなくらいに考えていた。
入院のきっかけは、40度近い高熱だ。

その日は、ある番組の収録があった。なんとかこなし、残る力をふりしぼり近くの病院に行った。

「慢性肝炎なんです。熱も40度くらいあって」説明すると、医者は俺の顔色をじっと見つめ
「とりあえず採血して調べましょう。一時間もあれば結果がわかるから、それまで待ってて下さい」

待合室で熱にうなされ待っていると、名前を呼ばれた
「あなた慢性肝炎じゃないよ。もう肝硬変だよ」いきなり医者に告げられた。
「入院ですね」思いもよらない展開に驚いた。
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僕は、これほどまで生きたかった。 (扶桑社文庫)萩原 正人扶桑社

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