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Channel: 感染症診療の原則
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North CarolinaとHIV感染症

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編集長が1984年に初めて、3人目の日本人としてLexington、KYを訪れた時、内科病棟にはかなりのKS患者さんが横たわっていました。
1984年はHIVが発見された年でもありました。

「留学とほほ」の記事でも紹介しましたが、誰にとっても留学直後は文化も言葉も異なり苦労が絶えないものです。
そんな編集長を助けてくれた仲間の多くがNorth Carolina出身の人々でした。アパートを探す、新しい車を買う、これらの全てをAssistしてくれました。

今、Clinical Care OptionのWebsiteで2011年のIASで発表された新しいHIV感染症のNewsを見ていますが、以前にお会いして食事をした事もあるEron先生の対談が放送されています。確かご専門は小児科であったような気もしますが、編集長がACCでAIDS情報専門官であった時には色々と助けて頂いたものでした。ARTによる感染拡大の抑制、一日一回のIntegrase阻害剤、Primary infectionの治療など、興味深い話題が満載です。


対談中のEron先生



ARTがHIV感染症の拡大を抑制するという報告をNEJMに書いたCohen先生。

1984年。新しいHIV感染症、新しい研修、どれも大変でしたが、助けの多くはNorth Carolina出身者であった事を思い出しながら対談を見る静かな土曜日の朝です。

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