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Channel: 感染症診療の原則
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日本にいく2週間前にはMMRワクチンを(または免疫確認)

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日本の風疹要注意!を一番最初に出していたのは香港だったとおもいます。2012年。


一番新しいところでは、WHOの北米中南米地域PAHO。

7月1日 PAHO Epidemiological Alert: International travelers―Risk of measles or rubella infection 1 July 2013


"Travelers over 6 months old who are unable to present the documents indicated should be advised by Member States to obtain vaccination for measles and rubella or preferably the MMR (measles, mumps, and rubella) vaccine. Ideally, the vaccine should be administered at least two weeks before departure."

2週間たたないと効果がないので、抗体検査で1週間おくらせて、ワクチン接種から2週間、、、の3週間は流行エリアでは大変なリスクですね(平時状態の地域とは違う怖さがあります)


その少し前にECDCが感染研のグラフまでひっぱって注意喚起。
健康百科 欧州衛生当局も日本への渡航注意情報「風疹予防接種歴の確認を」(7月2日)


米国CDCがしびれをきらしてついにアラートをだし
風疹流行の日本への渡航、米が注意情報(6月20日)


その前には、2007年に麻疹をもちこまれて大激怒していたカナダがアラート

カナダ公衆衛生局が「日本の風疹大流行」で渡航注意情報(5月29日)


国内の風疹第一号が日本から帰ってきたですよー、の台湾。

日本帰りの風疹症例 台湾(4月9日)


夏休みで帰省したり親類を訪問したり観光したりとまた人が移動する季節です。
ウイルスが拡散したり、妊婦や赤ちゃんに影響をしないよう、皆で守ってまいりましょう。

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