Salmonella終わります。
#1:PulseNet
今回はCDCが誇る食中毒サーベイランスシステム「PulseNet」のご紹介
以前、ご紹介した国立感染症研究所の実地疫学の生みの親、John小林のご専門でもあるPFGEによるサーベイランスです。
昔の食中毒は「あの食堂でラーメンたべた編集部員ほか多数の客が下痢」といったわかりやすいもの。
今日の食中毒は工場でレトルトに混入した胡椒による → 全国に広がりバラバラに発症。
ですから、コンスタントに問題を起こしたEnteric pathogenのPFGEで、菌の指紋をとり比較するというもの。
これを全国の80カ所以上のラボでやっているのです。
#2:最近の食中毒の特徴など
・工場などで作った食品による → 広範囲に広がる+認知しにくい
・既に「調理すみ」で売られてる → 各個人が食前にきちんと加熱しないと
・レストランで食事するひと増加 → より多くの人の「手」が関与
・輸入食品をより多く消費 → 海外の衛生状態・管理に依存
#3:面白い事
・Loyaltyカード:まあ、スーパーのお客様カードみたいなもの。これで、過去に何買ったかトレース出来る。
・もっと興味のある方: CDC.gov/salmonella へどうぞ。