ポリオワクチン なう

不活化ポリオワクチンの情報を探して検索をされる一般の方（医療者ではない方）が増えて、ときどきアクセス数がどっと増えます。

自宅近くで接種できるところはないか？と探す親御さんも増えています。

ポリオの会の皆さんが支援をしてくださっています。


日本の直近ニュースとしては、4種混合ワクチンが承認申請されたということがあります。
また、神奈川県が知事のイニシアチブで、県内で接種できるようにしています。


海外はどうでしょうか。

インドは1月12日に、ポリオ報告が1年間ゼロを達成したそうです。
インドでの最後の症例の女の子の写真
ユニセフやロータリークラブはじめ、たくさんの人が協力をしています。

接種もたいへんですが、症例の把握にはじまるサーベイランスもたいへんです。


「ポリオ」の病気をじっくり調べれば、なぜ多くの人が根絶のために動いているのかがよくわかります。



日本はどうでしょうか。

とっくに不活化になっていてもいいはずの先進国（にくくられています）。
しかし、2011年にも都内でワクチン型のウイルスでポリオを発症したお子さんが報告されています。

不活化ポリオワクチンの早期導入のために動く人・議員さんが増えて、各地で議会が要望や意見として採択しています。

不採択の自治体もあるそうですが（なんでかな）。

これすごいです↓　

地方議会で「不活化ポリオワクチンの早急な導入を求める意見書」を決議した自治体自治体マップ

実は4種混合が承認されても問題はすぐに解決しません。
IPVの単独のワクチンが必要ですし。

対象によって選択肢が異なりますし、現場での相談調整業務は増えます。
誤って接種するような事故がおきないように医療者の準備も大切ですね。