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Channel: 感染症診療の原則
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ゴールデンウイークと感染症予防

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大型連休は長距離移動をする人が増えます。円安にはなっていますが、海外渡航する人も多いですし、その人たちが帰ってきたあと、総合診療や感染症のドクターはプチ忙しさUpを経験します。

ええ。

実際に、世界中で気のいい日本人が危ない目にあうのですが、そのうちの一定の人が感染症の問題をかかえます。
ですので、出発前の注意喚起から帰国後の適切な対応まで、皆で協力してとりくめたらなあと思います。

「渡航前相談」は、オランダなどではかなりメジャーな行動ですが、日本ではあまりききません。
駐在員になることがきまり、家族も一緒に渡航するような場合はワクチンから健康診断書作成まで(会社の負担ですし)手厚く相談を受ける方もいるのですが。

最低限、厚労省や外務省がよびかけている注意事項くらいはよんでおきたいものです。

今年の注意喚起ページはこちら

今年のページは読みやすい!レイアウトもそうですが、書いてある順番がいいですね。
リスクを想起しやすい情報もならんでいます。

そして、今年の話題もちゃんとはいっていました。

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海外に渡航する機会に、これまで受けた予防接種について確認しましょう。昨年から、首都圏や都市部を中心に風しんの流行が続いています。国内の感染症を海外に持ち出さない、または海外の感染症を国内に持ち込まないために、国内に流行がある疾患に対するワクチンで未接種のものがあれば、予防接種を検討しましょう。

リンク:厚生労働省「風しんについて」
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外国のサイトにあって日本のページにはないもの。
それはSTD関連。
書きにくいですが。
厚労省のサイトには最近予防ポスターや政府公報動画、パンフレット等リソースも充実しているので、薬剤耐性の感染症になるリスク等含めてさくっとかいてもいいのかなーと思うのですが。


母子手帳がない大人の人の予防接種記録(外国語併記)は大切。
写真は国立国際医療研究センターDCCのもの。


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