厚労省の風疹ページには、MLなどで話題になっているMRワクチンの在庫情報が掲載されています(4月10日掲載)。
「啓発するのはいいけど、在庫不足にならないのか?」という心配がとびかっていましたので、参考になりますね。
厚労省がこういった情報を公開してくれるのは本当にありがたいです。
下記のページにあります。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
色でハイライトしているのは、編集部の好みではなくて、今回の更新で新しくなったところです。参考までに。
このページは厚労省のトップページからさがすとなると7クリック。でもたぶん適切に選べないのでいったりもどったりするのでさらに何クリックか増えますね。
ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 健康 > 感染症・予防接種情報 > 麻しん・風しん > 風しんについて
うーむ。
Googleで「風しん」で検索すると、Wikipedia→東京都→台東区→厚労省 風しんについて
Googleで「風疹」で検索すると、1ページ目ではみつからず。
Googleで「MRワクチン」「供給」で検索すると、1ページ目ではみつからず。
供給量のところについては、皆様ご所属のML内で上記リンクで紹介をすると共有したほうがよさそうです。
------------------------------------------------
1 一般の方向けの情報
風しんの報告数が急増しています。〜首都圏の報告数が特に多くなっています。〜
昨年2,353例の報告があり、過去5年間(平成20年〜平成24年)では最も多い報告数となりました。今年は3月末時点で、既に昨年の報告数を上回り、全数報告疾患となった平成20年以降、最も早いペースで報告数が増えています。
昨年の報告によると、首都圏や近畿地方での報告が多く、患者の7割以上は男性で、うち20代〜40代が8割を占めました。今年も、同様の傾向ですが、特に首都圏での報告が多く、他の都市でも増加傾向にあります。
平成23年度の国の調査では、20〜40代の男性の15%(20代8%、30代19%、40代17%)が風しんへの抗体を持っていませんでした。
一方、20〜40代の女性の4%が風しんへの抗体を持っておらず、11%では感染予防には不十分である低い抗体価でした。
抗体を持たない又は低い抗体価の妊娠中の女性が風しんにかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障や緑内障などの障害(先天性風しん症候群)が起こる可能性があります。
昨年の流行の影響で、平成24年10月から平成25年3月末までに、8人の先天性風しん症候群の患者が報告されました。
妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めて下さい。
具体的には
<風しんの定期接種対象者は、予防接種を受けましょう。>
【風しんの定期予防接種対象者】
1歳児及び、小学校入学前1年間の幼児は、多くの市区町村において、無料で受けられます。
また、妊婦を守る観点から、
特に、
(1) 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
(2) 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
(3) 産褥早期の女性
のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることをご検討ください。
接種ワクチンについて
風しんの抗体価が低い人は、麻しんの抗体価も比較的低い傾向が見られることから、風しんの予防接種を受けられる場合は、麻しん対策の観点も考慮し、麻しん風しん混合ワクチンを接種されることをお勧めしています。
風しんの単独ワクチンの需要量は例年少なく、今年度の供給量も限られていますが、今年度の麻しん風しん混合ワクチンの供給量は十分である見通しです*。
予防接種の実施医療機関については、かかりつけ医やお近くの小児医療機関のほか、最寄りの保健所にお問い合わせください。
*風しん単独ワクチンの供給実績
平成22年度:約7万回接種分
平成23年度:約7.5万回接種分
平成24年度:約15万回接種分
*平成25年度の供給見込み
風しん単独ワクチン:約17.5万回接種分
麻しん風しん混合ワクチン:約360万回接種分(定期接種として約210万回接種分の使用を想定)
--------------------------
*平成25年度の供給見込み
風しん単独ワクチン:約17.5万回接種分
麻しん風しん混合ワクチン:約360万回接種分(定期接種として約210万回接種分の使用を想定)
東京都などの補助でどれくらい接種者が増えたでしょうね。
東京みたいになってからでは遅い!ということに気づいている自治体はすでに対策をはじめています。
成人の風疹ワクチン補助を始めた他の自治体は、ほかにもあります。
千葉県浦安市、石川県小松市なども
なんでうちの地域はしないんだろうなー?とつぶやく前に、担当部署(感染症対策部門、保健所の)に電話やメールをし、市議会議員や県議会議員に連絡することが必要です。
そこに、感染症から地域を守ろうと動く人がいたかどうか、その時期がいつだったかで、影響を受ける人の数が変わってきます。