正月、2日目。如何お過ごしでしょうか？
オバマ大統領が打ち出した富のRedistributionによる医療保険改革。医療に恵まれた人が恵まれていない人のために一定の負担をする。これが富裕層を中心にかなり不評だったようで、Medicare・Medicade chiefのBerwick先生は医療保険政策の指導的立場から離れざるを得なくなったようでした。「頑張った者、優秀な者が相応の評価と収入を得るべき。」「Less fortunateであった人は、Less fortunateであっただけの事。」「応分の負担が出来ないなら医療保険は諦めるべし」という意見がかなり多くのアメリカ人に支持されている事を知った時は驚きました。
以前は病院や救急室を乱用する人々、空気のように医療をAbuseする人を間近に見ては「応分の負担をしない人には、した人の医療の質を落とさせる資格は無い・・」と考えていましたが、やはり考えが浅かったと反省しています。
総じて国民の「幸せ指数」が高い国ほど、国民に医療サービスを均一に提供をしている事をしらされるたびに、この問題の難しさはさておき、やはり目指す方向は見えているのではないか・・と改めて思わされる、正月第2日目です。
（写真：アメリカの医療費を抑制するには全米の病院を僕が働くVAのような連邦政府所属にすればいいんだ・・とコメントした某大学教授と）