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Channel: 感染症診療の原則
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アトランタ特派員 CDCレポート

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荒岡先生にお会いしたのは杏林大学の呼吸器内科でした。
その後先生は、虎の門病院にうつられ、重症感染症の多いこの病院で、もちまえの穏やかさとガッツ、優秀なチームとともに感染管理からコンサルテーションと活躍中です。

その荒岡先生がアトランタにでかけるときいて、さっそく特派員レポートをお願いしました。

目的がすごいですよ。視察とか見学ではなく、現地で依頼されたプレゼンテーションをする、というミッションつきです!


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臨時アトランタ特派員 荒岡です。

CDC訪問記です。
今回は関わらせていただいている真菌のお仕事でCDCを訪問いたしました。

自身のpresentationは何とか無事に終わらせることができました。しっかりとした日本人英語をゆっくりとしゃべってきました。
あとは論文化に向けて、形にすべく前にすすめていきます。

真菌チームのTom ChillerさんやBenjamin Parkさんにはお世話になっています。
Tomとはこれで5回目くらいお会いしていますので、顔と名前は一致する仲にはなったと思います。

感染研にいらっしゃったDr. Hajime Kamiyaとたまたまお会いし、ほんの短時間お話しする機会もありました。

さて、今回改めて感じたことですが、CDCの規模の大きさ、懐の深さ、そして日本には同等の組織を作ることが必要ですが、できるでしょうか?いや、作らないといけないのでしょう。目先のことだけでなく、短期・中期・長期にわけたしっかりとした戦略が必要だと感じました。

CDCに入る前には、かなり手前から身分証明を提示することが必要でしたが。、Laboの奥まで見学することができました。
すごい貴重な菌株がとてつもない規模で保存されていることがわかりました。

Emergency Operation Center
http://www.cdc.gov/phpr/eoc.htm

を見学する機会も得ました。事件が起きたときの組織的な対応、そしてOperation centerにある世界中から集められているデータのモニターには圧倒されました。
今の日本には・・・でも整備しないといけないのでしょうね。

CDC Museumはパスポートなどの身分証明書があればどなたでも見学できるそうです。
http://www.cdc.gov/museum/

多くの先生がいつもおっしゃっておられる日本版CDCの必要性を、私も一端ながら十分に感じました。
今回の貴重な機会をいただきましたCDCのDr. Chillerをはじめ全てのスタッフ、虎の門病院の先生方に深く感謝しています。また、年末のPartyの時にでも時間がありましたら、お話させていただきます。

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すごいですね〜。
年末にお話をうかがうのが楽しみです!




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