経済成長著しい頃、「大きい事は良いことだ!」的な広告がTVで良く出てきました。
チョコレートでも自動車でも・・
さてICAACのDVDから本日のMessage。これも「大きい事は良いことだ!」その心は・・
発表者のお名前はCasadevall Aruturo先生。真菌の専門家です。彼がCryptococcusについて講演しました。
#1:アフリカでの感染症による死因。
マラリア>下痢>小児の呼吸器>そして第四位は・・・Cryptococcusなのです。
#2:この恐るべきCryptococcusの勝因とその背景は・・
1)Capsuleがあり、白血球が喰食しづらい。
2)Melaninがあり、放射線などの害に強い。
3)Amoebaなどに喰食されても、また外に出て行く。そして出て行く時、自分を喰食したAmoebaなどを殺さない。
(Cryptococcusを体外に出したAmoebaがどこかにスイスイ泳いで行って仕舞う動画まであり)
4)「でかい・大きい」ので喰食するの大変。
という事で、Cryptococcusにとっても「大きい事は良いことだ!」 でした。
(写真:本年最後の名古屋行脚時のTeachingの様子。頭にだいぶ白いものが目立つようになりました・・)