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Channel: 感染症診療の原則
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通信販売と感染症

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最近は、通信販売でペットを購入することができるのだそうで。

某クリニックでも「カサカサ、コソコソ」と音のする郵送物が届いたりします。
「きゃー。ゴキブリ!」と殺虫剤をまいて殺してしまったら、それは貴重で高額なクワガタだったというような笑えない事件を避けるためには、周囲への事前連絡や対応法の明確化が必要なわけです。


ペットを通販、、、でのトラブルが紹介されていました。

「アマゾンからペットがやってくる日」 小田嶋 隆
4月20日 ア・ピース・オブ・警句

まあ、金魚や犬や猫ならどんなものか想像がつくのですが、、、感染症対策などがどのように行われているのかはよく知りません(すみません)。


ちなみに、世の中にはいろいろな動物もいます。
エキゾチックペット研究会のセミナーでは「症例発表」などもあります(@@)

米国で人気の第一位はハイブリッド猫・・・・ってなんじゃらほい。

「うちのタランチュラの元気がなくなったんですけど!」と受診されたら、獣医の先生は鑑別診断などをはじめるんでしょうか。


問診の際に必ず人間含めて動物との接触歴を聞きますが、感染症は特に関わりが深いので、動物のアウトブレイクニュースなども気にかけています。


「エキゾチックペットによる感染症」IASR Vol.26 p 202-203

「エキゾチック・アニマルの輸入状況とその感染症・寄生虫症に関する最近の動向」2004年

厚生労働省 「愛玩動物飼育による動物由来感染症の対策の各論1」 
医師の役割として、"感染症が疑われる患者の診断・検
査に当たっては、人の感染症のおよそ60%が動物由来であるとされていることを踏まえ、動物との関わりについて問診することが診断の一助となりうることを確認する。また、飼い主の免疫状態が何らかの理由により低下していると考えられる場合には、特に愛玩動物との接触や衛生的な飼育管理等に留意し、動物由来感染症に対する予防を心がけるよう指導する"・・・ことが期待されています。


珍獣の医学扶桑社

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