今夜は23区内のCOVID-19診療で協力関係にある病院・診療所間のZoom会議でした。
第4波までは各医療機関の踏ん張りで何とか押し寄せる患者群をManageしてきましたが、さすがに第5波は巨大であり仲間の病院群は以下のような問題を抱えて・・・
・全て満床で通常の診療、病床を削っても追いつかない・入院、集中治療が必要な症例も多数断っている。(断られた症例に行き先があるか?)・ECMOなど更に高度な医療を提供できる施設に患者を送れない・一度人工呼吸器を付ければ回復を望めない症例は家族に諦めて貰う
特に最後の患者、家族に人工呼吸器などを「諦めて貰う」作業は、「諦めず」に人命を救助するために医療を行ってきた医療従事者には極めて過酷な作業である・・という発言がありました。純粋に医学的な事で既に手一杯の現場に、更に最後通告の作業を担わせるというのは極めて過酷であり、活字にならない重い現実であると再認識した次第です。
我々のメンバーの一人、藤沼先生に言わせると「緊急倫理コンサルテーションチーム」が必要・・。
写真は高知の佐野先生による生け花