晦日に「グラム染色をする循環器医師」から今年も報告を頂きました。諸処の理由で本日はメイルの文章のみを紹介。
青木 眞先生
今年もお世話になりました。COVID-19で周囲の先生方がお忙しくお仕事をなさっており、心配です診療所では、COVID-19はもちろんですが通常業務は必要で、健診、予防接種、健康相談学校医、がん検診、AASの仕事などこなしていますがそれでも、例年より患者数は25%減です
例年、先生にお会いする時期ですが、今年は感染症自体が少なく、まとめもacademicではありません
今年の特徴は
・溶連菌を含め、気道感染が少ないが尿路感染は同じくらい・・・手洗いは耐性菌の伝播には効果あるようですが、尿路は関係ない?
・帯状疱疹が多かったのはストレスでしょうか
・グラム染色86件、血培5件、喀痰の染色は3月からしなかったのですが、COVID-19のためではなく対象患者がいませんでした。肺炎球菌が検出されなかったのは初めてのことです。
・AWaRe分類でAccessの比率が多かったのはPCが多かったのではなく、マイコプラズマが少なかったのでMLを使っていないせいです。今年はNQの処方はありませんでした。重症例を診ていないと言われそうです。CRPの測定が4件/年でしたので確かにそうかもしれません。抗菌薬の種類が年々減っています。
大腸菌の感受性がLVFXもSTも改善しました。当院の件数ではあてにならないので、前橋日赤の林先生ともお話ししてみます。
今年は家族のこと、COVID-19もあり、自分自身は何もしてない感が強かったです。
青木先生をはじめ、大曲先生、倉井先生、忽那先生、林先生皆様にいつも助けていただき感謝しています。
診察室には青木先生のマニュアルと、大曲先生のロジックが目に入るところに置いてあります。この本のそばで原則に沿わない診療はできません。先生方にいつも見てもらっているような感覚です。
明日、12月31日(木)、倉井先生、藤沼先生、山中先生とのお話を楽しみにしています。今後ともご指導よろしくお願い申し上げます