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Channel: 感染症診療の原則
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自分が声を挙げる事をしないで誰がやる!?

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今日も、セファゾリンの代わりに第3世代のセファロスポリンさえ使えないで苦悩する、誠実に抗菌薬適正使用ASPに取り組む仲間を覚えつつBlogを書いています。

以前はこのような状態を放置する厚労省や国の要路に居る人を非難して溜飲を下げる日々でした。
そして彼らに働きかける事をしない医療従事者や患者さん達も自業自得・・と思いながらいました。

しかし、家族のため等、色々な理由で立場上、声を挙げられない人がいます。その人を裁かず自分が出来る範囲で声を挙げるのが義務と思い、今日も、このBlogを書いています。


無理筋は辞めたい・・
・基本的な解決策を企業努力に期待するのは無理筋です。
・脆弱なGenericの会社に薬価を上げる申請や安全な販路の確保など無理筋です。
・インフラの問題などで経済活動が不安定な途上国に原材料の安定供給を期待するの無理筋です。
・市場原理で医療に必須の薬剤の供給を安定させようとするのも無理筋です。
・本来は国がEssentialな薬剤を感染症でも腫瘍でも決めて安定供給の仕組みを持つ事ができればと思います。

タイトル写真:今年92歳になる老母と・・

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