質問者 : 研修医一年目
質問内容 : Generalをカルテに記載するのが重要だとおっしゃっていましたが、その情報によって入院適応かどうかなど、治療の方針に影響したりするのでしょうか。
なんのために記載するのでしょうか。お願いします。
全身の外観の評価は身体診察の中でも重要な所見の1つです。診断や治療方針にも影響します。小児科や高齢者領域では重視されています。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : Generalの範疇かもしれませんが、顔色はどうでしょうか。科学的ではないかもしれませんが、初見時の見える範囲での紅潮、pale、どす黒い(あとで黄疸だったりする)などという印象があります。スライドの3つの分類は大事ですが、その後に、こうした具体的な表記は今の時代にはそぐわないでしょうか。研修医時代には3つのどれかを書いていましたが、年齢を重ねるにつれ、医学的な表現ではないものを書くようになってきました。
具体的な表記を追加するのも良いと思います。人間の鋭い観察スキルをフルに生かすことができると思います。
質問者 : 医師 外科/大学院生 37歳
質問内容 : 徳田先生は、初診時の患者さんにおいて、これまでの学びや経験に基づき、ほぼ全例、システマチックレビューをされているのでしょうか?
すべてのシステムについての問診は難しいですが、重要なシステムについては焦点を当てて行うようにしています。
緊急入院を要さない患者さんで、診察に平均何分くらいかかるでしょうか?
シンプルケースでは15分、コンプレックスケースでは30分が平均的だと思います。
アメリカでは、初診外来に1人60分くらいかけておりましたが、制度の違いもあり、同様のことをするには日本ではかなり難しい実情があると思います。
経験豊かな徳田先生のお考えをお聞きしたいです。
同感です。
質問者 : 初期研修医2年目
質問内容 : いつも楽しんで視聴しています。
私の研修病院では、研修医がフィジカルをとってもそれが正しいかどうかの確認をできないこと(上級位が一緒に聴診してくれないetc)が多いです(特に心音)。このような場合どのようにしてフィジカルスキルを上げていけばよろしいでしょうか?
上級の先生方の時間が空いているときにお願いして診察していただくと良いでしょう。また、エコー等で確認できる所見もあると思います。聴診に関してはYouTubeなどのビデオも活用できると思います。
質問者 : 研修医
質問内容 : SAHの診断についての失敗経験と、それについて改善すべきだった点などあればお聞きしたいです。
私のチームの医師がみていたケースで、片頭痛持ちであった患者さんのケースで、今回も片頭痛による頭痛と思われたのがくも膜下出血でした。これまでと異なる症状の場合は要注意だと思います。
質問者 : 初期研修医2年目
質問内容 : 78歳女性の症例に関して質問です。
(1) 腎盂腎炎からのurosepsisでは歩行障害や構音障害が説明できないことから、何か違う病気を疑うのでしょうか。
敗血症でも脳症をきたすことがありますが、このケースの臨床所見の全てを、腎盂腎炎による敗血症のみでは説明できないと思います。
(2) ケニアへはいつ(何ヶ月前)行かれたのでしょうか。ご存知だったら教えていただけたら幸いです。
ケニアには約1ヵ月間滞在し、今回、発症の数日前に帰国していました。
質問者 : 医師小児科70
質問内容 : お話がとても楽しいです。これからもこのようなケース検討会をきかくしてください。
うれしいコメントありがとうございます
質問者 : 研修医1年次
質問内容 : 正常の反応では、体温が1度上がるごとに脈拍が15上がると習ったのですが、
ΔPR>20ルールの細菌性感染症の尤度比はどのくらいでしょうか?
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00325481.2017.1251819
をご参照お願いします。
質問者 : 医師 内科 30代
質問内容 : 検査前確率はどのように設定したら良いのですか?
簡単に設定する方法があります。
http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=93185
をご参照お願いします。
質問者 : 研修医1年次
質問内容 : 発熱+咳がある人は、倦怠感があることもあると思うんですが、それぞれのLRは独立で掛け算してもよろしいのでしょうか?
発熱のみでは説明できないほどの強い倦怠感の場合です。そのときは独立した事象としてとらえることができると思います。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : 体温上昇で脈拍がデルタルールほど上がらない場合には、非細菌性感染、または比較的徐脈を考えると思いますが、発熱時の徐脈で気を付けなければいけない他の疾患はありますでしょうか。
比較的徐脈では細胞内寄生病原体による感染症以外に、薬剤熱や内分泌性発熱、腫瘍熱なども考慮すると良いと思います。
質問内容 : Generalをカルテに記載するのが重要だとおっしゃっていましたが、その情報によって入院適応かどうかなど、治療の方針に影響したりするのでしょうか。
なんのために記載するのでしょうか。お願いします。
全身の外観の評価は身体診察の中でも重要な所見の1つです。診断や治療方針にも影響します。小児科や高齢者領域では重視されています。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : Generalの範疇かもしれませんが、顔色はどうでしょうか。科学的ではないかもしれませんが、初見時の見える範囲での紅潮、pale、どす黒い(あとで黄疸だったりする)などという印象があります。スライドの3つの分類は大事ですが、その後に、こうした具体的な表記は今の時代にはそぐわないでしょうか。研修医時代には3つのどれかを書いていましたが、年齢を重ねるにつれ、医学的な表現ではないものを書くようになってきました。
具体的な表記を追加するのも良いと思います。人間の鋭い観察スキルをフルに生かすことができると思います。
質問者 : 医師 外科/大学院生 37歳
質問内容 : 徳田先生は、初診時の患者さんにおいて、これまでの学びや経験に基づき、ほぼ全例、システマチックレビューをされているのでしょうか?
すべてのシステムについての問診は難しいですが、重要なシステムについては焦点を当てて行うようにしています。
緊急入院を要さない患者さんで、診察に平均何分くらいかかるでしょうか?
シンプルケースでは15分、コンプレックスケースでは30分が平均的だと思います。
アメリカでは、初診外来に1人60分くらいかけておりましたが、制度の違いもあり、同様のことをするには日本ではかなり難しい実情があると思います。
経験豊かな徳田先生のお考えをお聞きしたいです。
同感です。
質問者 : 初期研修医2年目
質問内容 : いつも楽しんで視聴しています。
私の研修病院では、研修医がフィジカルをとってもそれが正しいかどうかの確認をできないこと(上級位が一緒に聴診してくれないetc)が多いです(特に心音)。このような場合どのようにしてフィジカルスキルを上げていけばよろしいでしょうか?
上級の先生方の時間が空いているときにお願いして診察していただくと良いでしょう。また、エコー等で確認できる所見もあると思います。聴診に関してはYouTubeなどのビデオも活用できると思います。
質問者 : 研修医
質問内容 : SAHの診断についての失敗経験と、それについて改善すべきだった点などあればお聞きしたいです。
私のチームの医師がみていたケースで、片頭痛持ちであった患者さんのケースで、今回も片頭痛による頭痛と思われたのがくも膜下出血でした。これまでと異なる症状の場合は要注意だと思います。
質問者 : 初期研修医2年目
質問内容 : 78歳女性の症例に関して質問です。
(1) 腎盂腎炎からのurosepsisでは歩行障害や構音障害が説明できないことから、何か違う病気を疑うのでしょうか。
敗血症でも脳症をきたすことがありますが、このケースの臨床所見の全てを、腎盂腎炎による敗血症のみでは説明できないと思います。
(2) ケニアへはいつ(何ヶ月前)行かれたのでしょうか。ご存知だったら教えていただけたら幸いです。
ケニアには約1ヵ月間滞在し、今回、発症の数日前に帰国していました。
質問者 : 医師小児科70
質問内容 : お話がとても楽しいです。これからもこのようなケース検討会をきかくしてください。
うれしいコメントありがとうございます
質問者 : 研修医1年次
質問内容 : 正常の反応では、体温が1度上がるごとに脈拍が15上がると習ったのですが、
ΔPR>20ルールの細菌性感染症の尤度比はどのくらいでしょうか?
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00325481.2017.1251819
をご参照お願いします。
質問者 : 医師 内科 30代
質問内容 : 検査前確率はどのように設定したら良いのですか?
簡単に設定する方法があります。
http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=93185
をご参照お願いします。
質問者 : 研修医1年次
質問内容 : 発熱+咳がある人は、倦怠感があることもあると思うんですが、それぞれのLRは独立で掛け算してもよろしいのでしょうか?
発熱のみでは説明できないほどの強い倦怠感の場合です。そのときは独立した事象としてとらえることができると思います。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : 体温上昇で脈拍がデルタルールほど上がらない場合には、非細菌性感染、または比較的徐脈を考えると思いますが、発熱時の徐脈で気を付けなければいけない他の疾患はありますでしょうか。
比較的徐脈では細胞内寄生病原体による感染症以外に、薬剤熱や内分泌性発熱、腫瘍熱なども考慮すると良いと思います。