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Channel: 感染症診療の原則
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GWはインフルエンザのまとめの時期

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グラム染色をする開業医の1人として著名な本康先生から以下の”Seasons'sGreeting”が来ましたので、そのまま紹介します。(了承済み)

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青木 眞先生

年末年始は抗菌剤のまとめ、GWはインフルエンザのまとめの時期です。
2017-2018にかけては、インフルエンザの流行が早く
終了も早めでしたが、当地ではまだ学級閉鎖が
ちらほらあります。

今回の特徴として例年に比べ
・ワクチン接種者が少ない
・後咽頭所見陽性者が少ない
(これは見る側の問題かもしれません)
・抗ウイルス剤使用が年々減っている
・抗ウイルス剤の使用、非使用で発熱期間の差がほとんどない。

このデータを患者さんに毎年示していると処方希望が減ってきます。

心疾患や呼吸器疾患を持っている方、高齢者、乳幼児、疲弊感の強い方には
重症化予防のため使っています。
本人希望される方は仕事が一番の理由で、保護者は母親が90%以上です。
来院時が元気だと、希望少なく丁度熱が出ているときに来院すると希望が多いです。
気持ちはよくわかります。

自院でしか使えないデータですが、ご専門の先生方は、全国や都市別の大きいデータをご覧になることが多いと思いますので、地方の診療所のデータをご覧になる機会は少ないかもしれません。

都会でもこんな感じなのでしょうか。

5月から若セミも始まります。
先生はGWしっかりお休みください。

本康宗信

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