質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : 最近の心電図計はほとんど自動診断がついています。精度もよくなってきており心電図を勉強しなくても何とかなるかもと考える方もいると思います。いやいやそうでもないよといったパールをいただければと思います。
回答:「正常」と判定された心電図は本当に正常なんだろうなぁと考えていただいて大丈夫かと思います。ただそういうときでもQT延長だけは気を付けたいところです。「異常」のケースでは、特にST部分の異常は自動診断アルゴリズムは過敏に拾ってしまいますので、過去の心電図と比較するか臨床像と関連付けて考えられたほうが良いかと思います。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : バイアビリティの低い前壁中隔の心筋梗塞の既往があり、すでにST上昇が常にある場合(心室瘤など)、右冠動脈に新たに急性心筋梗塞が起こった場合、ll
lll、aVFでST上昇がみられるとして、前胸部誘導のreciprocal changeはどうなるのでしょうか?
回答:心室瘤のST上昇はだいたい固定した変化なので、胸像変化はでないことがほとんどです。
質問者 : 小児科医40台半ば
質問内容 : コメントですが、医学生のときの授業よりもすごくわかりやすかったです!体に気をつけて頑張って下さい。
回答:ありがとうございます m(_ _)m
質問者 : 30代老年病科医
質問内容 : 療養病院透析室でバイトしています.
症状も非典型的でありトロポニンがあてにならないので大変困っています. 吐いていても不均衡なのか虚血性心疾患なのかわかりません. 何かコツがあれば教えてください.
回答:やはり30分~1時間くらいの時間をおいて再度測定する、あるいはその方のベースラインと比較して上昇しているかどうかをみるというところが重要かと思います。
質問者 : 医師 小児科 50代
質問内容 : 心電図よりトロポニンの方が診断に有用な気がしますが、如何でしょうか。
回答:トロポニンのほうが心筋梗塞に関しては分かり易いです。ただ心電図は他に不整脈のことなどもわかりますし、あと5-10分で結果が出るというところが優れているかと思います。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : ①トロポニンTは急性心筋梗塞の診断、転帰決定の間に1回のみ保険算定されますが、数時間後にもう1回測る必要がある場合には、どうされていますでしょうか。
回答:東京都では、そのまま2回測定して問題になったことはありませんが、、、
②症状、心電図変化から急性心筋梗塞と診断し、病院に搬送する際、トロポニンTやトロップTなどの検査は必要なのでしょうか。
回答:検査をやっておいていただけると助かりますが、必須ではありません。
質問者 : 医師 放射線科 30代
質問内容 : 心室性不整脈で心不全があって除細動を行うとき(つまり意識障害ほど逼迫していない状況)には鎮静薬や鎮痛薬は使用しますか?
する場合には何をどれくらい使用しますか?
回答:意識がある場合はミダゾラムで鎮静、鎮痛はフェンタニルで行うことがほとんどです。ただ、血圧には要注意ですね。
質問者 : 医師 小児科 50代
質問内容 : ブルガダ症候群など致死性の不整脈を起こす疾患について簡略に御教授して頂ければありがたいのですが。
回答:ブルガダの他にはARVCやQT延長症候群などがありますが、致死性不整脈の大部分はむしろ何も器質的異常がない方に起こります。難しいところです。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : マクロライドを長期使用されている方の心電図でQTc延長を見ることがありますが、どのくらいまで許容されるでしょうか。中止してどのくらいで改善するものでしょうか。中止以外の対策はありますでしょうか。
回答:こちらはスライドで提示しました通り、ベースラインから15-20%以上の延長で有意ととっています:
質問内容 : 最近の心電図計はほとんど自動診断がついています。精度もよくなってきており心電図を勉強しなくても何とかなるかもと考える方もいると思います。いやいやそうでもないよといったパールをいただければと思います。
回答:「正常」と判定された心電図は本当に正常なんだろうなぁと考えていただいて大丈夫かと思います。ただそういうときでもQT延長だけは気を付けたいところです。「異常」のケースでは、特にST部分の異常は自動診断アルゴリズムは過敏に拾ってしまいますので、過去の心電図と比較するか臨床像と関連付けて考えられたほうが良いかと思います。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : バイアビリティの低い前壁中隔の心筋梗塞の既往があり、すでにST上昇が常にある場合(心室瘤など)、右冠動脈に新たに急性心筋梗塞が起こった場合、ll
lll、aVFでST上昇がみられるとして、前胸部誘導のreciprocal changeはどうなるのでしょうか?
回答:心室瘤のST上昇はだいたい固定した変化なので、胸像変化はでないことがほとんどです。
質問者 : 小児科医40台半ば
質問内容 : コメントですが、医学生のときの授業よりもすごくわかりやすかったです!体に気をつけて頑張って下さい。
回答:ありがとうございます m(_ _)m
質問者 : 30代老年病科医
質問内容 : 療養病院透析室でバイトしています.
症状も非典型的でありトロポニンがあてにならないので大変困っています. 吐いていても不均衡なのか虚血性心疾患なのかわかりません. 何かコツがあれば教えてください.
回答:やはり30分~1時間くらいの時間をおいて再度測定する、あるいはその方のベースラインと比較して上昇しているかどうかをみるというところが重要かと思います。
質問者 : 医師 小児科 50代
質問内容 : 心電図よりトロポニンの方が診断に有用な気がしますが、如何でしょうか。
回答:トロポニンのほうが心筋梗塞に関しては分かり易いです。ただ心電図は他に不整脈のことなどもわかりますし、あと5-10分で結果が出るというところが優れているかと思います。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : ①トロポニンTは急性心筋梗塞の診断、転帰決定の間に1回のみ保険算定されますが、数時間後にもう1回測る必要がある場合には、どうされていますでしょうか。
回答:東京都では、そのまま2回測定して問題になったことはありませんが、、、
②症状、心電図変化から急性心筋梗塞と診断し、病院に搬送する際、トロポニンTやトロップTなどの検査は必要なのでしょうか。
回答:検査をやっておいていただけると助かりますが、必須ではありません。
質問者 : 医師 放射線科 30代
質問内容 : 心室性不整脈で心不全があって除細動を行うとき(つまり意識障害ほど逼迫していない状況)には鎮静薬や鎮痛薬は使用しますか?
する場合には何をどれくらい使用しますか?
回答:意識がある場合はミダゾラムで鎮静、鎮痛はフェンタニルで行うことがほとんどです。ただ、血圧には要注意ですね。
質問者 : 医師 小児科 50代
質問内容 : ブルガダ症候群など致死性の不整脈を起こす疾患について簡略に御教授して頂ければありがたいのですが。
回答:ブルガダの他にはARVCやQT延長症候群などがありますが、致死性不整脈の大部分はむしろ何も器質的異常がない方に起こります。難しいところです。
質問者 : 医師 内科 50代
質問内容 : マクロライドを長期使用されている方の心電図でQTc延長を見ることがありますが、どのくらいまで許容されるでしょうか。中止してどのくらいで改善するものでしょうか。中止以外の対策はありますでしょうか。
回答:こちらはスライドで提示しました通り、ベースラインから15-20%以上の延長で有意ととっています: