あっという間に最終日となりました。最後の症例検討会です。
プレゼンターは板金先生(タイトル写真)
症例は50代男性、既往に高血圧、心不全、解離性大動脈瘤その他の心臓・大血管の問題で機械弁、グラフト挿入などの既往があります。
病歴:
入院少し前に心不全の悪化を認めるが、利尿剤で対応可能。
編集長:心不全の悪化はIEによる事があるので血培が重要と説明
発熱、労作時呼吸困難で入院。
2ヶ月で6Kgの体重減少。
趣味は庭いじりなど。
家族歴、旅行歴、その他、特別な事はない。以前にアルコール多飲歴あるも最近は飲まない。
ペットは以前、猫を飼っていたが今はいない。
身体所見:
それほど重症感は無い。体重は100kg以上(でも痩せたらしい)
バイタルは脈拍と呼吸数が少し↑。微熱。
HEENT:右結膜にPetechiaeが一つのみ
胸部;機械弁の音。
腹部その他:特に無し。
検査:
白血球:5000、血小板14万、肝機能・腎機能、まあまあ。
編集長:白血球の増加が見られないので、ウイルス、リケッチアなど細胞内寄生の微生物の可能性をMention
しかし血沈は130!
編集長:血沈>100なので結核と心内膜炎をMention
入院後経過:
入院後の発熱は夜のみで比較的徐脈+。(但しβ遮断剤飲んでる)
編集長:それでも肝臓がアルコールでやられていたら細胞性免疫障害的な微生物が問題になりえ、多くが比較的徐脈作ると。
画像:CT:肝脾腫+縦隔リンパ節腫脹。経食道エコー大動脈の基部にLow echoic lesion.
シェーグレン関係の検査が陽性。
血培:何回も陰性。
編集長:血培陰性だがPeripheral signもあるし、一応培養陰性心内膜炎としてコクシエラとバルトネラをMention
最終診断:
バルトネラ抗体陽性でバルトネラによるグラフト感染症・心内膜炎。
プレゼンターは板金先生(タイトル写真)
症例は50代男性、既往に高血圧、心不全、解離性大動脈瘤その他の心臓・大血管の問題で機械弁、グラフト挿入などの既往があります。
病歴:
入院少し前に心不全の悪化を認めるが、利尿剤で対応可能。
編集長:心不全の悪化はIEによる事があるので血培が重要と説明
発熱、労作時呼吸困難で入院。
2ヶ月で6Kgの体重減少。
趣味は庭いじりなど。
家族歴、旅行歴、その他、特別な事はない。以前にアルコール多飲歴あるも最近は飲まない。
ペットは以前、猫を飼っていたが今はいない。
身体所見:
それほど重症感は無い。体重は100kg以上(でも痩せたらしい)
バイタルは脈拍と呼吸数が少し↑。微熱。
HEENT:右結膜にPetechiaeが一つのみ
胸部;機械弁の音。
腹部その他:特に無し。
検査:
白血球:5000、血小板14万、肝機能・腎機能、まあまあ。
編集長:白血球の増加が見られないので、ウイルス、リケッチアなど細胞内寄生の微生物の可能性をMention
しかし血沈は130!
編集長:血沈>100なので結核と心内膜炎をMention
入院後経過:
入院後の発熱は夜のみで比較的徐脈+。(但しβ遮断剤飲んでる)
編集長:それでも肝臓がアルコールでやられていたら細胞性免疫障害的な微生物が問題になりえ、多くが比較的徐脈作ると。
画像:CT:肝脾腫+縦隔リンパ節腫脹。経食道エコー大動脈の基部にLow echoic lesion.
シェーグレン関係の検査が陽性。
血培:何回も陰性。
編集長:血培陰性だがPeripheral signもあるし、一応培養陰性心内膜炎としてコクシエラとバルトネラをMention
最終診断:
バルトネラ抗体陽性でバルトネラによるグラフト感染症・心内膜炎。