最終日の症例検討会、これも歯ごたえ、しっかり(義歯のある編集長には硬すぎる(笑))
病歴:
60代の男性、次第に増悪する左大腿外側部痛と発熱が主訴で来院。
(編集長:この時点で大腿外側を支配する神経の走行に沿って骨盤、腹腔、後腹膜などの解剖的関与を示唆。尿路、腸管、腰椎、大動脈等・・)
中部病院で訓練した開業医が、神経痛の薬のみ処方。(抗菌薬出さないところが偉い)しかし・・
10日間程度の経過で発熱が続き、大腿部痛も強まり来院となる。この時点で・・
(編集長は、この時点でFUO的なニュアンスを指摘してAbscess,IE、細胞内感染症を示唆)
ROSなど:
最近、食欲低下、体重減少などもある事が判明した以外はたいした事ない。
検査・画像:
身体所見は基本的に左のハムストリングの筋力が極く僅かに低下?
検査:適当に異常か正常。白血球は少し↑。唯一、ESR>100とHTLV1陽性
胸部写真正常
腹部CT(造影あり):正常、以前からある肝と腎のCystのみ。
(編集長は、この時点でCystが感染している可能性示唆. 微生物名はKlebsiella)
最終的に血培と肝Cystの穿刺液からKlebsiellaが生える。
最終診断:
肝膿瘍+Klebsiella菌血症
反省:
どうして、肝膿瘍で左大腿外側痛かな・・?
どうして、肝膿瘍改善すると左大腿外側痛も改善したのか?
タイトル写真:
PresenterはPGY2の西村先生
病歴:
60代の男性、次第に増悪する左大腿外側部痛と発熱が主訴で来院。
(編集長:この時点で大腿外側を支配する神経の走行に沿って骨盤、腹腔、後腹膜などの解剖的関与を示唆。尿路、腸管、腰椎、大動脈等・・)
中部病院で訓練した開業医が、神経痛の薬のみ処方。(抗菌薬出さないところが偉い)しかし・・
10日間程度の経過で発熱が続き、大腿部痛も強まり来院となる。この時点で・・
(編集長は、この時点でFUO的なニュアンスを指摘してAbscess,IE、細胞内感染症を示唆)
ROSなど:
最近、食欲低下、体重減少などもある事が判明した以外はたいした事ない。
検査・画像:
身体所見は基本的に左のハムストリングの筋力が極く僅かに低下?
検査:適当に異常か正常。白血球は少し↑。唯一、ESR>100とHTLV1陽性
胸部写真正常
腹部CT(造影あり):正常、以前からある肝と腎のCystのみ。
(編集長は、この時点でCystが感染している可能性示唆. 微生物名はKlebsiella)
最終的に血培と肝Cystの穿刺液からKlebsiellaが生える。
最終診断:
肝膿瘍+Klebsiella菌血症
反省:
どうして、肝膿瘍で左大腿外側痛かな・・?
どうして、肝膿瘍改善すると左大腿外側痛も改善したのか?
タイトル写真:
PresenterはPGY2の西村先生