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Channel: 感染症診療の原則
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ICAAC2015シリーズ Diabetic foot糖尿病足 #2

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ICAAC2015シリーズ、本日もSession041「Something's Afoot! Update On Diabetic Foot Infections」(糖尿病足の感染症、何が起きているのか? 編集長意訳)です。

前回に引き続き、Univ. of OxfordのBenjamin Lipsky先生です。主として糖尿病足の感染症の原因微生物の話し。

■糖尿病足の微生物のOverview
・地域により異なる
・本当の起炎菌を決める事が重要。でなければ適切な抗菌薬を選べない。(予後や隔離の必要を知るためにも)
・適切な「検体」も重要
・原因微生物の予想
①通常は決まっているので予想しやすい
②抗菌薬使用後など複雑な症例では予想は難しい

■検体
・Swabの問題:汚染している。脆弱な原因微生物は捕まらない。
・Curettage:良い。
・Biopsy:
・Aspiration:
結論:Swab使うな。組織を使え


■微生物(先進国のData)

・グラム陽性球菌が多い
・嫌気性菌の割合は1/4~1/2 (編集長的:多いな・・細菌室のPowerがある?)
・約半分は混合感染症(平均で1.5-2.7種類の菌)

■新しい微生物の検出法

・蛍光を利用して菌量を推定する。(より正確に培養対象を判定する):この絵ではBの赤い色が菌量の多いところ。
DaCosta RS, Kulbatski I, Lindvere-Teene L
Point-of-care autofluorescence imaging for real-time sampling and treatment guidance of bioburden in chronic wounds: first-in-human results.
PLoS One. 2015 Mar 19;10(3):e0116623.
PMID: 25790480

■微生物の簡略化された予想法
・抗菌薬を使用してなくて、傷も酷く無い場合にはGPC狙い
・酷い傷・潰瘍+嫌気性菌の臭い:GPC+GNR+Anaerobe狙い
・上記2種の中間:GPC+GNRのみ

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