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Channel: 感染症診療の原則
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日本の耐性菌対策の希望;このような開業医が増えれば・・

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既に若手感染症の業界ではお馴染みの「グラム染色をする循環器開業医」のご紹介です。

忙しい日常の中、グラム染色を行いながら適切な抗菌薬の使用、非使用を日々検討して下さる編集長から見ると後光がさしているような先生。

恒例となった彼からの昨年のDataのまとめが送られてきました。

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恒例の感受性まとめは数が少ないので参考になるか自分でもわからないのですが、少なくとも肺炎球菌にはAMPC、大腸菌にはSTで対応できそうです。感受性を調べる抗菌薬も、病院によってはカルバペネム、ニューキノロン一式並べてあるところもあります。外注ですと、パックになっていますが、EBICセミナーを受講した後、まともな選択をするようオーダーをしています。グラム染色も59件と少ないのですが、血培5件中、1件が陽性で印象深い症例でした。
溶連菌は、少し落ち着いてきましたが、マイコプラズマを疑わせる小児肺炎が続いています。統計については、◎◎さんに分母は?と言われそうですが、当院は1月に500レセプト程度のひなびた診療所ですのでこの程度の数で仕方ないと思います。今年も自分の能力に見合った診療をしていこうと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。

本康宗信









タイトル写真:本康先生と数少ない本格的な臨床感染症+微生物学のHybridであるJ大学U先生とのツーショット

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