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Channel: 感染症診療の原則
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インフルエンザの噂

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昨年の年末年始の当番だったかたは、インフルエンザやノロの対応でたいへんでしたが、今年は流行の出だしや立ち上がりが遅いよね、、、と平和な年末年始勤務だったようで何よりです。

日本のサーベイランス

世界も同様の傾向。

ヨーロッパのサーベイランス

米国のサーベイランス

日本は抗インフルエンザをばんばん出すことで有名な国なわけですが、、、これを活かして(活かせる状況でいいのか?)
抗インフルエンザの処方の動向で流行をモニタリングするしくみがあります。
電子カルテはバラバラですが、、処方箋薬局のデータベースの方がデジタル化しやすいということです。


「去年はやりましたからねえ」(翌年マイルド、マイルドなときは翌年大波、はよくあります)
「暖かいからですかね」(夏に沖縄でインフルエンザが流行していますが...)
「ワクチンが今年はばちっときいたからですかねえ」(年末の時点ではAH3亜型とAH1pdm09の検出割合が同程度、次いでB型の順だそうで)

ちなみに、
A型株
A/カリフォルニア/7/2009 (X-179A) (H1N1)pdm09
A/スイス/9715293/2013 (NIB-88) (H3N2)
B型株
B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B/テキサス/2/2013 (ビクトリア系統)
です。

「エルニーニョ関係ありますかね」(過去に同じような傾向があったかどうか)
「もしや渡り鳥に何かありましたか」(北海道大学の先生にきいてみたいような)

これからピークがずれたかたちで流行するかどうか〜

CIDRAP
で、鳥インフルエンザやH7N9, H5N1の動向を定期的にチェックしておきたいとおもいます。

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