米国の医療制度も変わりましたが、日本も米国の影響を大なり小なり受けて変わっています。
堤美果『沈み行く大国アメリカ<逃げ切れ!日本の医療』を読んで、ここ数年のbig pictureを見渡す視点が増えました。
立場によって様々な変化はチャンスやよいことである人もいますし、なんとしても食い止めねばな人もいます。
著者は、国民が皆保険制度をあまり理解していないこと、国の医療関連の施策を検討したり決める場所に医師が入っていないこと、ここ数年の様々な制度の改革を現場の医療者が把握していないことを問題指摘しています。
これまでの流れ(どこまで人に説明できるほど知っているか?)
1922年 健康保険法 ※労働者確保のため
1938年 国民健康保険法 ※貧しい農村や漁村を救うため
1942年 国民健康法改正
1945年 敗戦
1948年 保険者を組合から市町村に変え、その地区の世帯主と世帯全員の加入が義務に
1957年 厚生省「国民皆保険計画」
1962年 国民健康保険法成立
1973年 老人医療が100%無料に
1986年 日米MOSS協議(市場志向型分野別協議)開始 医薬品と医療機器などの製造または輸入の承認・許可・価格設定の3つを事前に米国に相談する必要に
1989年 消費税導入
2001年 経済財政諮問会議
2006年 健康保険法 改正 ※部分的に自由診療を自己負担できるように
2008年 後期高齢者医療制度開始
2013年 国家戦略特区法 ※混合診療OKに
2015年4月 要支援1と2の給付から訪問介護と通所介護がはずされる
2015年5月 「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部改正法」(医療保険制度改革関連法)可決
患者申出療養
日本医療の光と影 大学病院がなくなる日
小川彰教授:病める日本の医療―我々は何をすべきか―
米国政府2014版『通商政策アジェンダ』とTiSA:医療界はTPPに続く米国 の“第二の矢”に備えよ
集英社のページ http://shinsho.shueisha.co.jp/tsutsumi/
【写真 amazon】
沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉 (集英社新書)集英社
堤美果『沈み行く大国アメリカ<逃げ切れ!日本の医療』を読んで、ここ数年のbig pictureを見渡す視点が増えました。
立場によって様々な変化はチャンスやよいことである人もいますし、なんとしても食い止めねばな人もいます。
著者は、国民が皆保険制度をあまり理解していないこと、国の医療関連の施策を検討したり決める場所に医師が入っていないこと、ここ数年の様々な制度の改革を現場の医療者が把握していないことを問題指摘しています。
これまでの流れ(どこまで人に説明できるほど知っているか?)
1922年 健康保険法 ※労働者確保のため
1938年 国民健康保険法 ※貧しい農村や漁村を救うため
1942年 国民健康法改正
1945年 敗戦
1948年 保険者を組合から市町村に変え、その地区の世帯主と世帯全員の加入が義務に
1957年 厚生省「国民皆保険計画」
1962年 国民健康保険法成立
1973年 老人医療が100%無料に
1986年 日米MOSS協議(市場志向型分野別協議)開始 医薬品と医療機器などの製造または輸入の承認・許可・価格設定の3つを事前に米国に相談する必要に
1989年 消費税導入
2001年 経済財政諮問会議
2006年 健康保険法 改正 ※部分的に自由診療を自己負担できるように
2008年 後期高齢者医療制度開始
2013年 国家戦略特区法 ※混合診療OKに
2015年4月 要支援1と2の給付から訪問介護と通所介護がはずされる
2015年5月 「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部改正法」(医療保険制度改革関連法)可決
患者申出療養
日本医療の光と影 大学病院がなくなる日
小川彰教授:病める日本の医療―我々は何をすべきか―
米国政府2014版『通商政策アジェンダ』とTiSA:医療界はTPPに続く米国 の“第二の矢”に備えよ
集英社のページ http://shinsho.shueisha.co.jp/tsutsumi/
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沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉 (集英社新書)集英社