キリスト教と西洋医学

今日はキリスト教の復活祭の日曜日。

日本に西洋式の医療が紹介され、広まるプロセスにキリスト教が大きく関連していますので、その話題を紹介したいとおもいます。学校の教科書での記憶は、シーボルトあたりからなのですが、実際には（少なくとも）その250年前にさかのぼります。

大分市の医師会の病院はアルメイダ病院といいますが、この名称は、日本に西洋医学を伝えた宣教師のお名前です。ルイス・デ・アルメイダにちなんで名付けられています。

1525年　ルイス・デ・アルメイダがポルトガルに生まれる

1530年　大友宗麟がうまれる。

1542年　メルカトルが世界地図を刊行

1543年　種子島に鉄砲伝来

1549年　ポルトガルから宣教師が種子島に　　

1550年　平戸開港（ポルトガル人との交易）

1551年　フランシスコ・ザビエルが豊後府内に

1552年　アルメイダが商人として種子島に到着。豊後に移動。ザビエルが中国で死去。

1553年　イエズス会が豊後府内での布教活動をみとめられる

1555年　アルメイダが育児院を開設　※こどもを満ち潮の際に溺死させたりしている事情を哀れんで

1557年　アルメイダが豊後に日本初の西洋式の病院（一般病棟とハンセン病の病棟）をつくる

1558年　アルメイダ医学教育を開始

1583年　アルメイダ天草河内浦で逝去（58歳）

1587年　天正の禁令（バテレン追放令）

1600年　関ヶ原の戦い

1603年　江戸幕府はじまり

1614年　禁教令

1690年　ケンペル来日　

1774年　杉田玄白,前野良沢らが｢解体新書｣を刊行

1775年　ツュンベリー来日

1823年　シーボルト来日

1838年　緒方洪庵が大阪に適塾を開設

1848年　モーニッケ来日　※聴診器、牛痘苗を伝える

1853年　ペリー久里浜来航

1857年　ポンペ来日　※徳川幕府が最初に雇った外国人

日本初の南蛮外科医ルイス・デ・アルメイダ
東西交流史におけるフランシスコ・ザビエル」
３　信仰と愛の共同体
日本のイエズス会関連年表
大友宗麟とアルメイダ
NHK歴史秘話ヒストリア「ザビエル　戦国を行く～知られざるニッポン　３万キロの旅～」
長崎の医学史を支えた人物
長崎の西洋医学
長崎県医師会　長崎の医療史
長崎大学薬学部　資料１：薬学年表
医者のはじまり