ICAAC Online の学び 本日も性感染症STIです。
Track: Interactive ID Fellows Session
講師はエモリー大学のKimberly A. Workowski先生。
感染部位はVariety(MSMの場合)
直腸のみ:21% (15%のみ症状あり)
尿道のみ:15% (90%症状あり)
咽頭のみ:36%
直腸+尿道:6%
直腸+咽頭:12%
尿道+咽頭:5%
上記3カ所全部:5%
HIV感染者のSTI罹患率は高い
ある調査では6ヶ月で2割の症例が新しいSTIに罹患する。
その多くが無症状。(≒スクリーニング無しでは見過ごす)
陰部潰瘍
鑑別診断:見た目は誤り易い
複数の原因の可能性
非感染性、真菌性、固定薬疹、乾癬、扁平苔癬、クローン、ベーチェエト
診療:梅毒血清学、HSV培養・PCR、?なら生検
治療:1番可能性の高い(臨床的・疫学的に)ものを治療
陰部潰瘍で梅毒を疑えば、下記のどの検査を行うか?
DFA染色(肛門潰瘍の)(駄目:米国では使えない)
RPR(進行したHIV感染症では偽陰性で駄目。トレポネーマ検査も時に偽陰性駄目)
梅毒EIA(進行したHIV感染症では駄目)
口腔内病変を暗視野顕微鏡で(駄目:口腔内に非病原性スピロヘータが居る)
結局、どれも駄目。時に専門施設で生検で診断するとか・・
最近の梅毒診断はどうすれば・・CDCの推奨は・・?
1)まず、EIA/CIAというトレポネーマ検査を行い、陽性ならば次に
2)定量的RPR法あるいは他の非トレポネーマ抗原検査で評価。もし陽性ならば梅毒診断。
もし陰性なら(=EIA/CIA陽性、RPR/VDRL陰性)次に
3)TP-PA法という別のトレポネーマ検査を行い、陽性なら梅毒診断する
これ、感染症専門医の試験に出ます。難しい・・
以下、Workowski先生の講義で出てきた梅毒の写真
特に1番最後は非トレポネーマ検査もトレポネーマ検査も両方とも陰性で生検で診断された。当初はMycosis fungoides と誤診。
Track: Interactive ID Fellows Session
講師はエモリー大学のKimberly A. Workowski先生。
感染部位はVariety(MSMの場合)
直腸のみ:21% (15%のみ症状あり)
尿道のみ:15% (90%症状あり)
咽頭のみ:36%
直腸+尿道:6%
直腸+咽頭:12%
尿道+咽頭:5%
上記3カ所全部:5%
HIV感染者のSTI罹患率は高い
ある調査では6ヶ月で2割の症例が新しいSTIに罹患する。
その多くが無症状。(≒スクリーニング無しでは見過ごす)
陰部潰瘍
鑑別診断:見た目は誤り易い
複数の原因の可能性
非感染性、真菌性、固定薬疹、乾癬、扁平苔癬、クローン、ベーチェエト
診療:梅毒血清学、HSV培養・PCR、?なら生検
治療:1番可能性の高い(臨床的・疫学的に)ものを治療
陰部潰瘍で梅毒を疑えば、下記のどの検査を行うか?
DFA染色(肛門潰瘍の)(駄目:米国では使えない)
RPR(進行したHIV感染症では偽陰性で駄目。トレポネーマ検査も時に偽陰性駄目)
梅毒EIA(進行したHIV感染症では駄目)
口腔内病変を暗視野顕微鏡で(駄目:口腔内に非病原性スピロヘータが居る)
結局、どれも駄目。時に専門施設で生検で診断するとか・・
最近の梅毒診断はどうすれば・・CDCの推奨は・・?
1)まず、EIA/CIAというトレポネーマ検査を行い、陽性ならば次に
2)定量的RPR法あるいは他の非トレポネーマ抗原検査で評価。もし陽性ならば梅毒診断。
もし陰性なら(=EIA/CIA陽性、RPR/VDRL陰性)次に
3)TP-PA法という別のトレポネーマ検査を行い、陽性なら梅毒診断する
これ、感染症専門医の試験に出ます。難しい・・
以下、Workowski先生の講義で出てきた梅毒の写真
特に1番最後は非トレポネーマ検査もトレポネーマ検査も両方とも陰性で生検で診断された。当初はMycosis fungoides と誤診。