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Channel: 感染症診療の原則
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レベルが上がり続けるPGY1 (臨床研修制度の成果)

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臨床研修制度には光と影の面がある・・という意見があります。
物事は全てそうなので、誰にでも言えるもっともらしいコメント。でも編集長的にはYesとは言えません。

というのは定量的には「光の部分が圧倒的に大きい」からです。(編集長的には)

先日、某湘南○倉病院で行った講義中の質疑応答。

以下Questionは編集長。
AnswerはPGY1ですぞ!

Q:Ceftriaxoneが効かない菌って何かな・・?(編集長はMRSAくらいの回答を期待・・)
A:Bacteroidesなどはどうでしょうか?

Q:そそそそそ、そのとおりだよ。君。ちょっと君、老けて見える(もとい)貫禄あるけど、PGY5?
A:PGY1です。遠回りしてません。

Q:Bacteroidesの代表選手と有効な抗菌薬言えるかな?(心中、言えまい・・)
A:B.fragilisです。Clindamyicnあたり、どうでしょう?
Q:そそそそ、まあ、そんなところかな・・(汗)


Q:気を取り直して・・じゃ、そこの女の子、じゃなくて女医さん。
A:Listeriaなんか、どうでしょう?

Q:そそそそそそ、そうだよね。Listeriaにはセフェム系だめだよね・・
A:なので症例が高齢者の髄膜炎ならばABPCをCeftriaxoneに加えたいところです。
Q:もう、下がってよろしい

(写真:湘南鎌倉病院のPGY1 = 医師になってまだ一月)

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