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Channel: 感染症診療の原則
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オリンピック と その周辺

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青木編集長のお父さんは耳鼻科のドクター。昔の東京オリンピックは選手村でお仕事をされてたそうです(都立病院時代)。

猛暑の東京でオリンピック、、、病院ではなく各会場でそれなりの設備が必要そうですね。

一般に、オリンピックやサミットなど国際的なイベントがあると、感染症やテロのモニタリング体制が強化されます。

ロンドンオリンピックでのサマリーはEurosurveillanaeにあります。
INFECTIOUS DISEASE SURVEILLANCE FOR THE LONDON 2012 OLYMPIC AND PARALYMPIC GAMES

いくつかの施設は受け入れ強化のお達しもくるでしょう。

この機会に、医療通訳制度の整備、院内で提供できる料理の拡充(イスラム教の人に提供できるメニューとか、ベジタリアン食とか)などもできるといいですね。

パラリンピックもありますので、大都市東京の施設が、誰もが安全で使いやすいものになっていくといいなあと思います。

今年のように風疹が大流行!各国が渡航注意情報を出すようなことがないように、また流行国からもちこまれても拡大しないよう予防接種の体制強化も進むでしょう。と、期待。

追記:
感染症対策はオリンピック開催期間だけでなく準備期間も大切。
例えばSTDが広がる背景として、オリンピック関連施設をつくる建設関係に必要な出稼ぎの男性労働者がふえる、といったことがあります。


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